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[スポ東]桐蔭横浜大にまさかの逆転負け、昇格へ黄色信号

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]

[10.29 第85回関東大学サッカーリーグ戦・後期2部リーグ第16節 東洋大1-2桐蔭横浜大]

 前節国学院大に勝った勢いをそのままに、連勝を目指して臨んだ桐蔭横浜大戦。昇格圏に浮上するためには何としても勝利が欲しい一戦だったが、セットプレーから若狭が奪った1点を守りきれず、まさかの2失点。試合終盤の必死のパワープレーも実らず、1-2で敗戦となった。

東洋大1-2(1-0)桐蔭横浜大

<得点者>
若狭大志(33分)

<出場メンバー>
▽GK
松下理貴(3年=柏U-18)
▽DF
若狭大志(4年=浦和学院高)
市川恵多(3年=前橋商業高)
久保田大智(3年=F東京U-18)
80分→FW三田尚央(2年=F東京U-18)
▽MF
黒須大輔(2年=習志野高)
勝野洸平(4年=大宮ユース)
中里壮太(4年=大宮ユース)
83分→MF石川俊輝(2年=大宮ユース)
松本怜大(3年=札幌U-18)
高橋佑輔(4年=八千代高)
岡田将知(4年=武南高)
▽FW
野崎桂太(3年=大宮ユース)
63分→MF桑田直徹(2年=大宮ユース)

 試合の立ち上がりは東洋大がペースを握った。前線の選手たちが流動的に動き回り、細かいパスを繋いでいく。高橋や黒須がドリブルで深くまで切り込み、何度もチャンスを演出した。11分、高橋からのパスを受けた勝野がゴール手前右の角度のないところからシュートを放つが、惜しくもポストに弾かれる。時折、相手の裏に抜ける動きにひやりとさせられるシーンもあったが、1対1の場面には若狭が自信を持って対応し、シュートまで持ち込ませない。そして迎えた33分、PA右外、ゴールまで30mほどの絶好の位置でFKを獲得する。キッカー松本の正確なボールに合わせたのは若狭。ゴール右隅に決まり、欲しかった先制点を獲得した。

 しかし後半に入ると、ボールを持っても攻めあぐねてシュートを撃てない時間が続く。1点先制したことにより、ボールを大事に繋ぐことばかりを意識してしまったのか、ゴール前でもシュートではなく横パスを選択するシーンが多く見られた。すると66分、守りながらもチャンスを窺っていた桐蔭横浜大が一瞬の隙を突き、東洋大の右サイドを崩す。クロスボールは相手FWがわずかに触り、ゴール右隅に吸い込まれた。これが桐蔭横浜大に許した1本目のシュートだった。同点に追いついたことで勢いに乗った桐蔭横浜大は、その後も右サイドを中心にリズムを作る。そして78分にはDFラインでのミスが重なり、ついに逆転弾を許してしまった。

東洋大は同点、そして逆転のためにリスクを冒して攻め込むが、なかなかシュートを撃つことができない。野崎に代わって今季初出場となった桑田が左サイドに入ってからは、中盤でボールを持てる時間が増えていく。87分の1点目とほぼ同じ位置からのFKでは、またも松本から若狭へのホットラインでビッグチャンスを迎えたが、最後に詰めた高橋のシュートは相手DFに跳ね返され、ゴールを割ることができなかった。最後は若狭を前線に上げてパワープレーも試みたが、引いた相手を崩すことができずにタイムアップ。1-2で敗れた。

 ほとんど相手にシュートを撃たれることなく2失点を喫したことは悔やまれるが、それよりも、長い時間ボールを支配したにも関わらずセットプレーからの1点しか取れなかったことが課題である。試合内容自体は上向いてきているので、あとは結果を残すのみ。「ここから昇格するのは奇跡に近い」と西脇監督は言うが、昇格の可能性がある限り、次戦も勝利だけを目指す。

[写真]ポストを叩く惜しいシュートを放った勝野

(文 スポーツ東洋 平柳麻衣)
(写真 同 平野綾香)

[次節試合予定]
第17節・11月2日城西大戦(13:50@法政大グラウンド)

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