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[コマスポ]中央大破って降格圏脱出へ、前期の雪辱晴らせ!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第85回関東大学サッカーリーグ戦・後半戦1部第18節は6日、ニッパツ三ツ沢公園競技場で駒澤大学が中央大学と対戦する。前節、流経大に惜敗したことによって国士大と順位が入れ替わり、11位と降格圏に転落。また、インカレ出場にも暗雲がかかり始めている。

 前節の相手は、言わずと知れたタレント揃いの流経大。駒大は立ち上がりから主導権を握り、積極的にゴールを狙った。それでも流経大の攻撃陣に翻弄されて先制を許し、1点ビハインドで後半を迎えると、61分。DF砂川太志(4年=宜野湾高)の粘り強いプレーによってFKを獲得すると、キッカー林堂眞(4年=習志野高)が無回転でそれを沈め、試合は振り出しに。同点弾によって波に乗り、勝ち越しゴールを奪いたいところだったが、「攻めたいという気持ちが強くなってしまい、守る意識が薄かった」(林堂)と、左サイドでDFを交わされて失点。それが決勝点となり、勝ち点を手にすることは出来なかった。

 次なる対戦相手は現在9位と、こちらも下位に沈んでいる中央大学。中大も12節以来勝利が無く、駒大同様に厳しい試合が続いている。前期対戦時は、FW湯澤洋介(3年=矢板中央高)、MF碓井鉄平(2年=山梨学院大学付属高)の得点による2点リードからの5失点。屈辱の大敗に「まだ甘い。出直しです」と、秋田浩一監督は苦虫を噛みつぶした。勝利こそ無いものの、得点だけで言えば駒大を優に超える決定力を持つ中大。特にFC東京に内定が決まっており、現在アシストランキング3位のMF林容平(4年=浦和ユース)から目が離せない。

これに対して駒大は、ここ2試合、終了間際に失点していることもあり、粘り強く中大の攻撃を90分耐え続けることが第一の課題に挙げられる。また「前までボールが行っても、そこから先が」(碓井)と、今一歩決めきれない場面が多々あることも確かだ。そこで前節、途中出場ながらも存在感を示したFW小牟田洋佑(1年=前橋育英高)や、FW小牧成亘(1年=ルーテル学院高)らの新戦力に期待がかかる。なかでもリーグ初出場となった、187㎝の長身を誇る小牟田。「競り合いにしても、ボールの置き合いにしてもよくできていた」と、秋田監督は絶賛した。

 前節はスタメンに5人の4年生の名前が並んだ。「それなりにやっていると思うが、まだ足りない。4年生の底力を見せて欲しい」。秋田監督は今年に懸ける最上級生に活を入れ、主将・林堂も「死んでも食らいつく勢いでやっていかないといけない。4年生が変わらないと」と話した。リーグも残るは5節。全員の「底力」を集結させ、1戦たりとも逃さずに勝利を目指して欲しい。

(文・駒大スポーツ 河田奈津子)
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