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抱負を語るミランの新DF「チアゴ・シウバから学びたい」

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 この夏、ミランに加入したDFフランチェスコ・アチェルビがミランの公式HPで、ビッグクラブに加入した喜びを口にしている。

「プレシーズンの初日にファンのみなさんと会えることができるなんて、本当にファンタスティックだよ。2000人から3000人の人たちがここに来ていたと思う。そして、チームやミラネッロの中を見ることができてとても素晴らしかったよ。ここまで凄いとは予想していなかったんだ」

 世界的に名を知られている新たなチームメイトたちとのプレーも、心待ちにしているようだ。移籍の噂もあるDFチアゴ・シウバについては、世界最高のDFと賛辞を送った。

「現段階では、チアゴ・シウバが世界最高のDFだと思うよ。でも、ミランにいるすべての選手たちは素晴らしい。なぜなら、ミランでプレーするにはファンタスティックでなければプレーできないからね。チアゴ・シウバと並んでプレーできるなんて本当に光栄だよ。彼からすぐに色々なことを学びたい思っている」

 昨シーズンまではキエーボでプレーしていたDFは、以前からミランのファンであったことを明かし、意外な選手がアイドルだったと言う。

「キエーボでプレーしていた時、僕はクオリティを高めて、成長するためにできることすべてをやってきた。そして、ミランから声がかかったんだ。とてもうれしかったよ。僕にはクオリティがあるし、攻撃参加も好きだから中盤の選手を助けたいと思っている。ミランファンの僕にとって、ここにいることは本当に幸せなことなんだ。僕はこのユニフォームで勝利を手にしたいと思っている。全力を尽くす準備はできているよ。僕の好きなディフェンスの選手は、常にアレッサンドロ・ネスタだったんだ。でも、僕の最初のロッソネリのアイドルは、ジョージ・ウェアだったんだよ」

 憧れのクラブに加入し、さらなる成長を誓うDFは、長期的にチームで戦うことを目標に掲げた。

「僕は戦術面での理解をもっと深めていきたいと思っている。僕たちは常に改善していかなければならないからね。素晴らしいクラブとして知られているミランは、本当に魅力的な場所だよ。僕はここで1年間だけではなく、10年間プレーしたいと思っている。そのためにもいいプレーをする必要がある。ここに来てから僕は、できるだけ早く監督やチームがやろうとしていることを学んでいる。そして、このチームに早く馴染みたいと思っているんだ。いまの僕にとって一番大事なことは、ここでしっかりとやること。もちろん代表チームでプレーすることは夢だけど、まずはこのチームのことだけを考えるよ。それからなるようになると思うからね。僕は全力を尽くして、最高の状態に持っていくように努力する。そして、チームのためにすべてを捧げてプレーするよ。ガットゥーゾのようにできるだけ長いシーズンをミランで過ごしたいと思っている」

 そのためには、ポジション争いに勝ち抜き、試合に出続けなければならない。アチェルビは当然のことだと主張する。

「僕の人生の中で、誰かが僕に何かを与えてくれたことなんてなかった。僕はいつも何かを得るために必死にやってきた。だから僕はここでもしっかりと自分のポジションを獲得するために頑張るだけだよ。プレシーズンでは、ボールを使ったトレーニングをする午後よりも、午前の練習の方が遥かに厳しいんだ」

 いつの時代もミランには優れたイタリア人DFがいた。23歳のアチェルビは、その系譜に名を連ねることができるだろうか。

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