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[プレミア]李はベンチ外のサウサンプトンは敵地で昨季王者に逆転負け

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 プレミアリーグは19日に第1節の2日目を迎え、日本代表FW李忠成を擁するサウサンプトンは、敵地でマンチェスター・シティと対戦した。この試合で李はベンチ外となっているが、チャンピオンシップ(2部)から昇格したばかりのチームは、昨季王者と激しい撃ち合いを演じたものの2-3で敗れている。

 昨シーズン、ホームで18勝1分けと圧倒的な強さを見せていたマンチェスター・シティをアクシデントが襲う。前半8分にFWセルヒオ・アグエロが負傷し、交代を強いられた。さらに攻めるシティは前半17分にPKを得るが、MFダビド・シルバが失敗してしまう。そんな嫌な流れを断ち切ったのは、アルゼンチン代表FWカルロス・テベスだった。MFサミル・ナスリからのスルーパスを受けて、GKのニアサイドを射抜き、シティが先制する。

 しかし、サウサンプトンも後半14分、途中出場した昨季のチャンピオンシップ得点王にしてMVPのMFリッキー・ランバートが、細かいパス回しから同点ゴールを決める。さらにサウサンプトンは、後半20分に出場したMFスティーブン・デイビスが、ピッチに立ってからわずか3分後にチームの2点目を決めて、2-1と逆転に成功した。

 途中出場の選手が結果を出したサウサンプトンだが、シティも交代出場した選手が流れを呼び込む。結膜炎で欠場の噂もあったFWマリオ・バロテッリだ。バロテッリがピッチに立った直後のプレーで、FWエディン・ジェコがゴール前の混戦から同点ゴールを決める。その直後にはナスリのパスからバロテッリ自身がPA内で決定機を得るが、強烈なシュートはサイドネットに外れた。それでも、シティは一気に攻勢に出た。

 そして迎えた後半35分。分厚い攻撃を見せたシティは、ナスリが逆転ゴールを叩き込んだ。逆転を許した後もサウサンプトンは最後まで攻めたが、このまま試合は終了。昨シーズン王者のマンチェスター・シティが、苦しみながらも開幕戦で白星を挙げている。

マンチェスター・シティ 3-2 サウサンプトン
[マ]カルロス・テベス(40分)、エディン・ジェコ(72分)、サミル・ナスリ(80分)
[サ]リッキー・ランバート(59分)、スティーブン・デイビス(68分)

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