チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチは、1月のFWラダメル・ファルカオ獲得に向けて、4600万ポンド(約58億円)を用意すると、Daily Mirrorが報じている。

　現在、アトレティコ・マドリーに所属するファルカオは、世界で有数の破壊力を持ったストライカーだ。8月にチェルシーと対戦した欧州スーパー杯では、4-1でA・マドリーが勝利し、3ゴールを挙げたのが、コロンビア代表のストライカーだった。

　その日の夜に、億万長者はファルカオを獲得リストのトップに上げ、冬のウインドーが開き次第、彼の獲得に動くという。ファルカオの獲得には、マンチェスター・シティも名乗りをあげており、ロベルト・マンチーニ監督は、彼を視察するためにスペインへ渡った。獲得レースでは、先に行っていると思われたが、チェルシーが一気に抜く可能性がある。

　今シーズン、ロベルト・ディ・マッテオ監督は、5000万ポンド(約63億円)で獲得したFWフェルナンド・トーレスを最前線で起用している。それでも、タイトルを獲得するために、クラブは最前線に新たな選手を加えることを決めたようだ。

　ファルカオは2011年にポルトから3500万ポンド(約44億円)の移籍金でA・マドリーへ移籍した。しかし、A・マドリーは多額の負債があるため、1月にオファーがあれば受けなければならないだろう。彼は欧州に渡って以来、世界最高のストライカーとなり、違約金は5500万ポンド(約70億円)に設定されている。

　この夏、チェルシーはエデン・アザール、オスカール、ビクター・モーゼス、マルコ・マリン、セザル・アスピリクエタを獲得し、総額約8000万ポンド(約100億円)を使った。チェルシーは、さらにファルカオを獲得しても、UEFAのファイナンシャル・フェア・プレーには引っかからないと自信を見せている。

　昨シーズン、多くの予想を裏切って、欧州の頂点に立ったクラブは多額の収入を得たことで、さらにビッグネームを一人加えても、問題ないと専門家は見ているという。

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