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チームとして521分ぶりゴールも逆転負け…乾「もったいない」

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 ブンデスリーガは17日、第26節3日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトはホームでFW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトと対戦し、1-2で逆転負けした。5試合連続で無得点に終わっていたフランクフルトだが、前半17分に521分ぶりとなるゴールで先制。ところが後半立ち上がりの4分にPKで同点に追いつかれると、後半26分にはCKから逆転を許した。

「PKの部分は何とも言えない。こっちも同じようなのがあったし」。PKにつながる判定に不満を漏らした乾だが、「でも勝ち切らないといけない試合だったと思う。もったいないですね」と、ホームでの逆転負けを悔やんだ。

 2トップの一角でフル出場。「裏を狙うことしか考えてなかった」と、前線を精力的に駆け回り、パスの受け手としても出し手としてもチャンスに絡んだ。しかし、前半8分にスルーパスに抜け出した場面はオフサイドの判定。後半17分には自ら絶妙なスルーパスを通したが、シュートにはつながらず、同22分、自らドリブルで持ち込んでのフィニッシュは枠を捉え切れなかった。

 チームは6試合白星なし(3分3敗)とシーズン終盤に入って失速気味だが、下を向いている時間はない。今後は日本代表合宿に合流。22日のカナダ戦をへて26日にはW杯アジア最終予選・ヨルダン戦が控える。「サッカー自体が変わるし、自分の特長をしっかり出して、気持ちを切り替えてがんばりたい」と前を向いた。

(取材・文 西山紘平)

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