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デ・ロッシ:「オスバルド放出はローマの損失」

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イタリアサッカー界への批判も

 ローマMFダニエレ・デ・ロッシは、去就が騒がれるチームメートのFWパブロ・オスバルドについて、移籍するとなればチームにとって損失だと語った。

 チームやルディ・ガルシア監督はオスバルドの残留を願っていると言われるが、サポーターやクラブとの衝突から、同選手は移籍に向かっていると噂されている。デ・ロッシは13日の会見で、オスバルドについて聞かれると、次のように語った。

「オスバルドが出ていくなら、僕らは素晴らしい選手を失うことになる。彼は良い男だよ。彼とクラブが決めることだ。僕は彼の友人だから、彼が幸せなら僕も幸せだよ。でも僕は、自分の未来に誰にも干渉してほしくないな」

 デ・ロッシはこの日、イタリア代表のチームメートらとともに、ローマ法王フランシスコ1世に謁見している。法王が人間性やスポーツの価値について言及したことを受け、デ・ロッシはイタリアサッカー界が遅れており、改善しなければいけないと訴えている。

「法王が暴力的でないサッカーを訴えて、それでもダメだったら、どうすればいいか分からないね。でも、本当にそうなるかどうか…。僕らのサッカーは10年か20年遅れている。ここでは愛情を大げさにとらえすぎることがあるんだ。一つの試合で殴り合いになったりするんだからね」

 イタリア代表のチームメートであるラツィオMFアントニオ・カンドレーヴァと会見に臨んだデ・ロッシは、ローマダービーの前にも同じように共同会見ができるかと聞かれると、このように答えた。

「準備はできていないと思う。(ミラレム・)ピャニッチのことを見れば分かるだろう。彼は、ダービーでもしも負けなければいけなかったら、(同国出身のラツィオMFセナド・)ルリッチのゴールがいいと言った。それで罵倒されたんだよ。あの敗戦(昨季コッパ・イタリア決勝)はまだ悔しく思っている。でも、彼らは祝うのもほどほどだった。ローマだったらもっとひどかっただろう。一度ずつ改善できるかもしれないけどね」

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