白星発進に満足の青年監督

　ミランは31日、セリエA第1節でラツィオと対戦し、ホームで3-1と勝利を収めた。フィリッポ・インザーギ監督は試合後、喜びをあらわにしている。

　MF本田圭佑のゴールで先制したミランは、後半にMFサリ・ムンタリとMFジェレミー・メネスのPKで加点。オウンゴールで1点を返されたが、逃げ切って白星発進に成功した。

　指揮官としての公式戦デビューを見事に白星で飾ったインザーギ監督は、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように話している。

「ミランのDNAを再び見ることができた。少し苦しんだが、その方がさらに素晴らしいというものだ。負けることはあるだろうが、そのときは相手が自分たちより強いからであって、自分たちよりも意欲があるからではない」

「この50日は成長するのに役立った。我々は素晴らしいグループをつくったんだ。最後はスタジアムがチームと一緒にいてくれたね。それが何よりうれしかった。ただ、勘違いしてはいけない。しっかりつくられた強いチームで、リーグのサプライズとなるようなラツィオを倒したとはいえね」

　インザーギ監督はチームに賛辞を送りつつ、謙虚に前進しなければいけないとも語った。

「60分まではほぼ完璧だった。それから少し苦しんだが、我々はまったく力を惜しまなかったよ。選手たちに拍手を送らなければならない。会長が我々を誇りに思ってくれるのを見ることができたのは、とても大きな満足だ」

「全体が素晴らしいスピリットだった。TIMカップからすでに分かっていたよ。だが、我々はもっとプレーに関して向上していかなければいけない。昨季が難しいシーズンだったこと、少し自信を取り戻さなければいけないことを忘れずにね。今日の結果は非常に役立つだろう。目標?　どこまでいけるは分からないが、確かなのはミランが全力を尽くすということだ。私にとってそれが重要だよ」

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