beacon

昨季まで主将のドルトムントMFケール、クロップへの信頼とチームの現況語る

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ドルトムントで昨季まで主将を務めていたMFセバスティアン・ケールが最下位に沈むチーム状況について、地元紙『ルール・ナハリヒテン』に語った。ケールはユルゲン・クロップ監督を「彼こそがこのクラブにとって、正しい監督だと信じている」と指揮官への信頼も語った。34歳のMFは2014-15シーズン限りで現役を引退することを表明している。

 4日に行われたアウクスブルク戦に0-1で敗れ、2戦連続の無得点で5戦勝ちなし(2分3敗)となり、最下位を抜け出せずにいるドルトムント。昨季まで主将を務めていた34歳のMFは「チームが団結することが必要だ。これまで良いシーズンを僕らは送ってきたのだし、最後には素晴らしい着地を決めてきた。だから、ウィンターブレイクは頭を整理させるためにとても重要なものだったよ」と話す。

「今は監督が『すべてはドルトムントのために』というスローガンを掲げている。これはとても良いアプローチだと思う。すべての選手が要求されているんだ。キャプテンの腕章をつけているつけていないにかかわらずね」

 最下位に転落した後半戦初戦となったレバークーゼン戦(0-0)。チームの戦いぶりを振り返ったケールは「あの段階では良いアプローチだった。もちろん、僕らは個々人がクオリティを持った、素晴らしいサッカーチームだ。ただ、シーズンの前半では、途中までとても良いプレイをしていたのに、最後にひっくり返されているということが目についた。自分たちの今のやり方を正当化してはいけない。だが、同時に明らかなのは格下のチーム相手にもっとうまく立ちまわる必要があるということだ。僕はドルトムントがローテーションをうまくできるということにはかなりの自信を持っている」と分析した。

「もし決断すべき瞬間に自分の思考がクリアになっていないと、成功することなんてできない。それこそが前半戦における僕らのトラブルだった。僕らはミスをしてしまい、最後には自分たち自身を信じられなくなっていた。だけど今はもう大丈夫だ。この町とサポーターが僕らにはついているといことを忘れない。そしてそうしているうちに自信が身についていく。ただ、究極的にはそれを自分自身でしなければならない」

 まずは最下位脱出、順位上昇をめざすために、チームが一枚岩になることの重要性を語ったケール。「(一つになることは)とても重要だ。他のクラブでもそうだろう。僕は引き続き、クロップこそがこのクラブに正しい監督であると信じている」と指揮官への信頼を明かすと「過去数年の間に自分たちがやったことを忘れないようにしなければいけない。たとえ立ち止まっている時でさえ、僕らは少しずつ成長しているんだ」と前を向いた。


▼関連リンク
ブンデスリーガ2014-15特集

TOP