[5.24 リーガ・エスパニョーラ第38節 バルセロナ 2-2 デポルティボ]

　リーガ・エスパニョーラは24日、第38節を行い、前節リーガ制覇を決めたバルセロナがデポルティボをホームに迎え、2-2で引き分けた。なお、降格の可能性のあったデポルティボは1部残留を決めた。

　21日に17年間在籍したバルセロナからの退団を発表したMFシャビ・エルナンデスのリーグ戦ラストマッチとなった一戦は、いきなり試合が動く。前半5分、右サイドからMFラフィーニャが送ったクロスに走り込んだFWリオネル・メッシがヘディングで叩き込んで、バルセロナが先制に成功した。

　攻撃の手を緩めないバルセロナは前半14分にFWネイマールのクロスからメッシがネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定に取り消される。さらに同17分にはメッシのシュートをGKファブリが弾いたこぼれ球をネイマールが狙うが、再びファブリが立ちはだかり追加点を奪うには至らなかった。

　1-0とバルセロナがリードしたまま後半を迎えると、同14分にバルセロナが追加点を奪う。カウンターを発動させると、ネイマールのプレゼントパスをメッシが蹴り込んでリードを2点差に広げた。この日、2得点のメッシは得点数を43まで伸ばしたが、前節までで45得点を挙げているクリスティアーノ・ロナウドに届かずに2年ぶりの得点王を逃した。

　後半22分にFWルーカス・ぺレスが強烈な左足シュートでデポルティボが1点を返すと、さらに同31分にはFKのこぼれ球をMFディオゴ・サロモンが蹴り込んで試合を振り出しに戻した。後半40分にMFアンドレス・イニエスタとの交代でシャビがピッチを後にする際には、スタジアムが大きな拍手に包まれる。その後スコアは動かず、試合は2-2のドローに終わった。

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