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ミラニスタの信頼を仕事ぶりで勝ち取りたいミハイロビッチ 「相手が恐怖を覚えるチームに」

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 ミランシニシャ・ミハイロビッチ監督が3日に会見し、新シーズンに向けて意気込みを見せた。同監督は、ミランが相手に恐怖心を植えつけるようなチームに戻らなければならないと述べている。

 現役時代にインテルでプレーし、インテルでアシスタントコーチも務めたミハイロビッチ監督にとって、ライバルだったミランの指揮を執ることには特別な感情があるだろう。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが、同監督のコメントを伝えている。

「ミランが世界的なトップクラブであることは分かっていた。内部に入り、実際にそうであることがわかったよ。私を選んでくれたクラブに感謝している。信頼に応えるべく、全力を尽くしたい。我々の目標は勝利を取り戻すことだ。ミランはこれまで難しいシーズンを送ってきたが、偉大なチームに戻るための条件はそろっている」

「私には、サポーターに伝えられるようなミランでの歴史がない。だが、私にとってこれはより刺激的な冒険なんだ。サポーターを納得させられるかどうかは、私の仕事次第となる」

 ミハイロビッチ監督は、「赤い悪魔」の愛称を持つミランが、相手に恐怖を感じさせるチームにならなければいけないと強調した。

「私は現役時代にミランと何度も戦った。ミランがいかに相手を恐れさせるのかを選手たちに伝えられる。ミランは相手が恐怖を感じるようにならなければいけないんだ。勝つためには、技術だけでなく、気質でも相手を上回らなければいけない。そのためにはハードワークをし、自信を身につける必要がある」

 4-3-1-2が新生ミランの基本布陣と言われているが、ミハイロビッチ監督は4バックにすることは認めつつ、フォーメーションをまだ決めていないと明かした。勝利こそが最大の目標だと強調し、「全員が団結すれば、今年は大きな満足感を得られるはずだ」と自信をうかがわせている。

 ミランの指揮官にとって最も重要な任務の一つは、シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長の戦術面での要求にうまく対応することだ。

「誰との対話も私は恐れない。会長は私にミランとは何かを説明できる。30年にわたって成功し、世界で最も多くのタイトルを獲得した会長だよ。我々はそれぞれ、勝つために戦うのが好きだ。会長との話は、私にとって特権さ。大事なのは、その内容が漏れないことだね」

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