レアル・マドリーへの移籍が不成立に終わったマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアがEURO2016予選を終え、ユナイテッドへ戻る準備を整えたと英『スカイスポーツ』が伝えている。

　8日に行われたEURO2016予選のマケドニア代表戦でプレーしたデ・ヘアは1-0の完封勝利に貢献。試合後には「監督は私に自信を与えようとしてくれている。素晴らしいチームメイトや監督に本当に感謝している。プレーすることができて良かった」とコメント。起用を決断したビセンテ・デル・ボスケ監督へ感謝の思いを語った。

「今、僕たちは仕事を続けていく必要があるんだ。クラブでも幸運が訪れるかどうかはしばらく様子を見てみよう。僕は冷静だし、これからも自分のすべきことをして、より上を目指していくだろう。結論としては、僕はサッカーを楽しんでいる。幸せなんだ」

　また、チームメイトMFフアン・マタは「ここ数日で彼といろいろ話したよ」と明かすと、「多くのストレスがかかる大変は日々だった。それでも彼は自分を失うことなく、穏やかでいたんだ」とデ・ヘアの態度を賞賛。

　ユナイテッドへの復帰にも太鼓判を押し、「デ・ヘアはクラブからもそして監督(ルイス・ファン・ハール)からも一目置かれてる。きっとそれはこれからも変わらないと信じてるさ」と言い、 「僕が見る限りは彼が復帰することでクラブや監督、ファンに問題が起きるとは思わない」と語った。

　親友としても知られるデ・ヘアを擁護したマタは「ファンは彼を愛しているんだ。彼のセービングが僕たちに多くの勝ち点を与え、この過去2年間でダビデはチーム最高の選手になった。僕は今季も彼がとても良い仕事をしてくれると信じているよ」と信頼を寄せた。

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