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手のひら返しのベッケンバウアー…“必要ない”と評したビダルを「貴重な選手」

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 19日に行われたブンデス第5節でダルムシュタットと対戦したバイエルンは3-0の完封勝利を収めて、開幕5連勝を飾った。この試合で先制点となる移籍後初ゴールを叩き込んだのが、MFアルトゥーロ・ビダルだった。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、16日に行われた欧州CLオリピアコス戦(○3-0)後にクラブの名誉会長であるフランツ・ベッケンバウアー氏が、「ピッチ上で止まっている選手は必要ない。ビダルには期待しているが、正しい姿勢がなければならない」とチリ代表MFを酷評していた。

 しかし、同試合でビダルは後半34分にピッチを後にしたものの9.5キロを走っていた。FWトーマス・ミュラーが11キロ、DFファン・ベルナトが10.7キロ、MFチアゴ・アルカンタラが10.3キロ、DFフィリップ・ラームが9.7キロ、MFドウグラス・コスタが9.7キロ、DFダビド・アラバが9.6キロを走っていたが、彼らはフル出場を果たした選手であり、途中交代のビダルとは単純には比較できないとされている。

 すると、ビダルは19日のダルムシュタット戦で鮮やかなミドルシュートを叩き込んでチームを勝利へと導いた。そして、ビダルを最初に称えたのがベッケンバウアーだった。

「私の意見が彼にとって刺激になったのなら、それは良いことだ。オリンピアコス戦では私は苛立っていて、感情的になってしまったよ。もちろん、ビダルは貴重な選手だ」


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