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D・コスタが2発もチェルシーは好調ワトフォードとドロー…ヒディンク初陣を飾れず

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[12.26 プレミアリーグ第18節 チェルシー2-2ワトフォード]

 プレミアリーグは26日、第18節を行い、チェルシーはホームでワトフォードと対戦。フース・ヒディンク氏を新監督に迎えたチェルシーが先制も後半11分に逆転される。それでも後半20分にFWジエゴ・コスタがこの日2点目を挙げ、2-2で引き分けに終わった。

 チェルシーは成績不振により今月17日にジョゼ・モウリーニョ前監督の退任を発表。2日後にヒディンク氏が今季終了まで監督を務めることが発表された。ヒディンク新監督は前節サンダーランド戦はスタンドからの観戦となったため、この試合が初陣となった。注目された先発にはここまで17試合出場のDFクル・ズマとMFエデン・アザールがベンチスタート。FWペドロ・ロドリゲス、DFガリー・ケーヒルらが先発に名を連ねた。

 試合は前半32分に動く。右CKからMFウィリアンのアウトスイングのボールをDFジョン・テリーがヘディングシュート。D・コスタが後方からのボールを左足で合わせて、チェルシーが先制に成功した。

 しかし、ワトフォードが前半のうちに同点に追いつく。前半41分、右CKからMFネマニャ・マティッチのハンドでPKを獲得。キッカーのFWトロイ・ディーニーが落ち着いてゴールほぼ正面に決めて、1-1。さらに後半6分、MFホセ・マヌエル・フラードが左サイドから中央へ斜めに切れ込み、FWオディオン・イグハロに預けてそのままゴール前に駆け上がる。これで相手のマークが緩くなり、イグハロがPA左から放った左足シュートがゴールネットを揺らし、2-1と逆転。イグハロはこれで5試合連続ゴールとなった。

 1点を追う展開となったチェルシーは後半15分、DFブラニスラフ・イバノビッチが自陣高い位置でボールを奪い、MFオスカルから右サイドの敵陣中央でパスを受けたウィリアンが相手の裏へスルーパス。D・コスタがワンタッチでシュートコースを作り、体制を崩しながら右足で冷静にゴールに流し込み、2-2と同点に追いついた。

 ヒディンク体制で初勝利を挙げたいチェルシーは後半28分にアザールを投入。同34分にアザールがMFバロン・ベーラミにPA内で倒されてPKを獲得するも、キッカーのオスカルが軸足を滑らせてしまい、逆転のチャンスを逃す。同アディショナルタイムにもMFジョン・オビ・ミケルが惜しいシュートを放つも最後まで逆転の1点が遠く、2-2で引き分けに終わった。チェルシーはヒディンク新監督の初陣を白星で飾れず、今季初の連勝とはならなかった。

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