パリSG(PSG)FWエディンソン・カバーニが、ポジションへの不満を抱いていることは以前から報じられている。だが、フランスメディアによると、カバーニの態度にチームが不快感を表したようだ。ローラン・ブラン監督は、カバーニについて話し合ったことを認めつつ、優先するのはチームだと強調している。

　フランス『レキップ』の報道としてイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えたところによると、カバーニはセンターフォワードとしてのプレーを望み、4-4-2にシステムを変えるように求めたという。PSGの最前線にはFWズラタン・イブラヒモビッチが君臨しており、以前からカバーニとの共存は騒がれていた。

　だが、報道によると、MFチアゴ・モッタ、DFチアゴ・シウバ、イブラヒモビッチ、MFブレズ・マテュイディらチームの重鎮たちは、カバーニを特別扱いすることに不満を募らせているという。

　ブラン監督は12日の会見で、スタッフも含めてミーティングをしたことを認めつつ、カバーニのことだけがテーマだったわけではないと強調。そのうえで、カバーニについて次のように述べている。『ガゼッタ』がコメントを伝えた。

「カバーニの振る舞いの問題はある。だが、私はチーム全体を考えなければいけない」

「チームを変えることは考えていない。個人の希望がチームの残り全体を左右してはいけないんだ。それに、(現在のシステムで)カバーニはゴールをたくさん決めている。別の展望を彼が考えるのは理解できるけどね」

　PSGは今季でイブラヒモビッチとの契約が満了するが、カバーニはクラブがイブラヒモビッチとの契約を延長した場合、シーズン後に移籍する考えとも言われている。マンチェスター・ユナイテッドなどの関心が噂されているだけに、カバーニの去就は大きな注目を集めるが…?