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3失点零封負けのシティ、「現時点で優勝のことは全く考えていない」

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[3.2 プレミアリーグ第28節 リバプール3-0マンチェスター・C]

 プレミアリーグは2日に第28節2日目を行った。マンチェスター・シティは敵地でリバプールに0-3の零封負け。キャピタル・ワン杯決勝と同カードとなった試合で、リバプールにリベンジを許してしまった。試合後のマヌエル・ペジェグリーニ監督のコメントをクラブ公式サイトが伝えた。

 優勝したキャピタルワン杯から、わずか3日で行われた一戦。この日は決勝のPK戦で活躍したGKウィリー・カバジェロではなく、GKジョー・ハートに戻して試合へ臨んだ。しかし前半33分に先制を許すと、同41分に早くも2失点目。後半12分に3失点目を喫し、最後までゴールを奪うことはできずに、0-3の零封負けとなった。

 ペジェグリーニ監督は「大きな敗北だった。未消化の1試合があるが、勝ち点を1点も取ることができなかった。先週の試合から回復できていないことが、試合開始直後から見て分かった。ウクライナへの遠征と決勝戦の連戦は、密度の濃いものだった」と選手たちの疲労を敗因の一つに挙げた。

「欧州CLとキャピタルワン杯では、良いプレーだったが、これからはプレミアリーグで集中する必要がある。彼らのほうが、フレッシュな状態に見えた。ハイボールに対処できていなかったし、相手はとてもハイペースだった」

 ハーフタイムにはMFラヒーム・スターリングに代わり、FWウィルフリード・ボニーを投入したが、流れを変えることはできなかった。

 負傷が原因ではなく、戦術的な采配だったと明かした指揮官は「ボックス内で動ける他のストライカーを投入したかったんだ。前半多くのチャンスを作れていなかったし、2点リードされていた。ボニーをクン(セルヒオ・アグエロ)の隣りに入れたけど、どちらにしても改善できなかった」と振り返る。

 首位のレスターがホームで引き分けた今節は、シティにとって勝ち点差を詰めるチャンスとなったが、勝ち点1すら手にすることはできず。1試合未消化のシティは、首位・レスターと勝ち点10差の勝ち点47で4位。さらに今節の結果、マンチェスター・ユナイテッドに勝ち点47で並ばれることになった。

 ペジェグリーニ監督は「土曜日の試合で、通常のパフォーマンスレベルに戻れることを願っている。プレミアリーグは、勝ち点80で優勝できる目安たと以前に話したが、現時点では優勝については全く考えていない。勝ち点差は大きいが、他のチームのことは考えていない」と言い切った。


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