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涙は我慢! 優勝トロフィー掲げたレスター主将「世界最高の瞬間だった」

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 レスター・シティの主将DFウェズ・モーガン(32)はトロフィーを掲げた際、涙を我慢していたようだ。英『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 キャプテンとしてチームを引っ張ったモーガンは、長く下部リーグでプレーし、12年に加入したレスターのプレミア昇格とともに念願のトップリーグでのプレーが実現。持前のフィジカルの強さと高さで相手の攻撃を跳ね返し続け、今季のレスターの奇跡のプレミア制覇に大きく貢献した。

 7日、ホーム最終戦となった第37節エバートン戦(3-1)終了後に優勝セレモニーが開催され、一人一人がメダルを受け取った後、モーガンはクラウディオ・ラニエリ監督と共にトロフィーを掲げた。「ついにトロフィーを掴み取ることができて、信じられない感じだね。トロフィーが置かれている祭壇へ登る時から興奮していた。涙をこらえる必要があった。色々な思いを押さえて、ついにトロフィーを掴み上げたんだ。世界最高の瞬間だった」と喜びを語った。

「トロフィーを落とさないか、正直に言うと少しプレッシャーだった。プレミアリーグ覇者なんて僕が知る限りそれ以上に素晴らしいものはない。これからの人生でも間違いなく忘れることはないだろう。信じられないね。人生で最高の瞬間だ。言い表すのが難しいんだ。言葉が無いよ。夢のようだけど、これは現実なんだ。このあらゆる瞬間を楽しみたいね」

 昨季プレミアリーグに復帰したレスターは残り9試合の時点で最下位と降格の危機に瀕していたが、7勝1分1敗と驚異的なラストスパートで奇跡の残留を果たした。さらに昨夏に指揮官がラニエリ監督に代わり、ブックメーカーからは優勝に5000倍ものオッズをつけられていた。

「毎週、最高のパフォーマンスを発揮することだけに集中し、周囲の雑音を無視して自分達の仕事をやり続けた。そして、全員が一丸となった。それだけ結束したグループなんだ。あらゆることを一緒に取り組んでいるんだよ、チームにエゴは無い。そんな基盤のあるチームは他にない」。レスターは来季チャンピオンズリーグに初参戦する。プレミアで起こした奇跡を欧州の舞台でも見せることができるか。世界中が来季のレスターに注目している。

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