マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、解任の可能性が高いと言われ続ける状況でも、来シーズンも引き続きユナイテッドを率いることになると信じている様子だ。

　15日に今季プレミアリーグ最終節のボーンマス戦を迎えるユナイテッドは、現在4位マンチェスター・シティと2ポイント差の5位。4位に浮上してチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するためには、シティがスウォンジーに敗れることを期待しなければならない。

　トップ4を逃せば不満な結果であることは認めつつ、ファン・ハール監督はユナイテッドが置かれた状況について次のように語った。イギリスメディアが伝えている。

「もちろん、(CL)出場権を獲得できなければ、我々は目標に届かなかったことになる。それは事実だ。だがFAカップでは決勝に進んでいるし、数字的にはまだ(CL)出場権獲得の可能性もあるんだ。そんなクラブがいくつあるだろうか?」

「マンチェスター・ユナイテッドはチャンピオンになるべきだと言うこともできるだろう。それは分かっている。期待されているのはそういうことだが、現実的だとは思わないよ」

　リーグ最終節とFAカップで目標達成を逃せば、ユナイテッドは監督交代に踏み切るのではないかと言われる。だがファン・ハール監督自身は、残り1年の契約をまっとうすることに自信があるようだ。

「確かにそうだが、私は6か月間ずっと解任されると言われ続けてきた。もう6か月間そういう環境の中で仕事をしてきたが、我々はまだレースに残っている。FAカップ優勝の可能性もある」

「私は(来季も)ここにいると言った。それが私の意見だ。そうなるかどうかはクラブ首脳陣が決めることだよ」

---

●プレミアリーグ2015-16特集