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ラツィオ退団クローゼ、ファン要望のPKで有終の美 引退は語らず

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 ラツィオFWミロスラフ・クローゼが15日、セリエA最終節フィオレンティーナ戦で1ゴールを決めた。有終の美を飾ってラツィオを去る同選手は、引退するかどうか明言していない。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 2011年からラツィオでプレーしてきたクローゼは、契約が満了する今季での退団を発表していた。ラストゲームとなったフィオレンティーナ戦で、クローゼに花道を用意したのは、本拠地オリンピコの観客だ。

 前半に3失点し、後半にも1点を許したラツィオは、1-4で迎えた終盤にPKを獲得する。当初はFWフェリペ・アンデルソンがキッカーを務める予定だったが、オリンピコの観客がクローゼに蹴るように要求。F・アンデルソンもクローゼに舞台を譲った。

 PKを決めたクローゼは、ラツィオで通算64得点。ゴラン・パンデフ(現ジェノア)に並び、外国人選手のクラブレコードトップタイとなった。ラツィオ全体では通算7位タイとなる。

 クローゼは試合後、次のように述べた。

「観客がPKを蹴るように後押ししてくれた。僕はPKを蹴らないし、最初はフェリペの方が良いと思ったんだけど、うまくいったね」

「ラツィオでのベストゲームは、ローマとのコッパ・イタリア決勝だ。素晴らしかった。最高のゴールは、ダービーでの最初の得点だ。サポーターが泣いているのを見た。心に残っている。言葉にできない感動だった」

 間もなく38歳となるクローゼは、このままスパイクを脱ぐのだろうか。

「これが完全なラストゲームかどうかは分からない。代理人とは話している。テーブルに乗せられているのがどんなものかを見て、それから決めるよ」


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