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アナウンサー、中立欠く

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[ベルリン 1日 ロイター]

 先月30日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会準々決勝ドイツ対アルゼンチン戦で、スタジアムのアナウンサーがマイクを通じて来場者にドイツ代表を応援するよう呼びかけ、交代させられていたことがわかった。

 国際サッカー連盟(FIFA)によると、このアナウンサーは、選手交代のアナウンスをする際に、ベルリンのスタジアムに詰め掛けた7万2000人のファンらに対し、ドイツ代表を応援するよう呼びかけた。

 同アナウンサーはドイツ代表の試合のアナウンスを務めるベテランだが、この発言をきっかけにすぐに交代させられた。

 FIFAのスポークスマンは「アナウンサーとしてのバランスの取れた中立性が全くない。受け入れがたい」と語っている。

<写真説明>7月1日、サッカーW杯ドイツ対アルゼンチン戦が6月30日に行われた際、スタジアムのアナウンサーがドイツ代表を応援するよう呼びかけ交代させられていたことが判明。写真は6月30日、試合後にもみ合う両国代表ら
(2006年ロイター/Thomas Bohlen)

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