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「笑わされてしまった」モウリーニョがポグバの適正ポジションに言及

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指揮官はMFポール・ポグバについて「彼は全てを備えている」

 マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督が11日のプレミアリーグ第27節ニューカッスル戦に向けた会見に出席し、MFポール・ポグバの適正ポジションに関する質問に答えた。クラブ公式サイトが伝えている。

 モウリーニョ監督は「ポールは素晴らしいプロフェッショナルだ」と、クラブ史上最高額の移籍金で加入した同選手を称賛。そして「ポールは練習熱心で、プロフェッショナリズムにおいて何の問題もない。非常に練習が好きな選手で、楽しみながら練習に取り組んでいる」と話すと、次のように続けた。

「彼にとって最適なポジションについてだが、ここ数週間で見聞きするものに笑わされてしまった。私はイングランド出身ではないが、皆さんが言うボックス・トゥ・ボックスという言葉は十分に理解しているつもりだ」

「しかし、フットボール界で権威ある人物のコメントには困惑させられる。私にとってボックス・トゥ・ボックスとは、自陣のボックス内で守備に優れ、フィジカルが強く、強い意思を持ち、敵陣のボックス内に走っていけるほどのスタミナを持つ選手のことだ」

 ボックス・トゥ・ボックスについて持論を述べた指揮官は「今週になって、ボックス・トゥ・ボックスと分類される選手が守備の役割から解放されると聞いて驚いた。それはボックス・トゥ・ボックスではない。言うならば“ボックス・イン・ザ・ボックス”、もしくは“ステイング・ザット・ボックス”じゃないか(笑)。敵陣のボックスから動かない選手のことだ」と、これまでと違う概念が生まれていることに異を唱えた。

 その上でポグバに適したポジションに関し、「私にとってポールはMF。左サイドバックでもストライカーでもない。だからポールにとって最も適したポジションと聞かれれば、彼はMFと答える」とモウリーニョ監督。「彼は常にMFだ。チームの戦術システムにかかわらず、ポグバはMF」と言い切り、「私とポールとの間に困惑するような話はない。彼はMF。ポールよりポテンシャルのあるMFを見つけるのは難しい。彼は全てを備えている」と中盤の選手としてのオールラウンドな能力を評価した。

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