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セリエA、4月中の再開は不可能か…伊スポーツ相が5月3日からの開催を願う

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セリエA、4月中の再開は不可能か

 イタリアのスポーツ相ビンセンツォ・スパダフォーラ氏は、5月3日のセリエA再開を目指していると明かした。

 現在、世界各国で感染拡大の続く新型コロナウイルス。中でもイタリアはヨーロッパで最悪の状態に陥り、感染者3万5000人、死者3000人を出すなどフットボール界を含めさまざまな面で大きな影響が出ている。

 これを受け、セリエAでは感染拡大の中心地となった北部ロンバルディア州のクラブを中心に2月末から試合の延期が続き、9日に欧州5大リーグの中で先陣を切ってシーズンの中断が決定。3月末のインターナショナルブレイク明けの4月上旬にリーグ戦を再開する方針を取っていた。

 しかし、状況は悪化の一途をたどり、終息への見通しが立たないなど、一部ではシーズン打ち切りの可能性すら指摘されてる。それでも、スパダフォーラ氏はイタリア『TG1』のインタビューで6週間後の再開を目指していると語った。

「セリエAは5月3日に再開できる。これは我々の望みだ。その後、スタジアムの扉を開放するか、閉鎖したままにするか協議する。そして、これからスケジュールが見直されるチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグがこの日程に組み込まれることになる」

 一方、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ会長は『Tutti Convocato』で「我々はリーグ戦の再開時期について楽観的だ。5月2、3、4日から始められれば6月までにリーグ戦は完結できる。仮に6月までにすべてが終わらなかった場合の可能性についても尋ねている。7月の最初の10日間までは認められる可能性もある。それでも終わらなければ、プレーオフや他のオプションを考慮することになる」と語った。

 なお、6月12日から開幕する予定だったEURO2020は、1年間の延期が決定し、欧州サッカー連盟(UEFA)は6月末までの2019-20シーズンの完結を誓うと先日に声明を出している。

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