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「今季の再開は不可能」ローマMFパストーレ、セリエA日程消化に否定的見解

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 ローマMFハビエル・パストーレは、セリエAの今季再開は不可能と考えているようだ。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。中でもイタリアはここ数週間で急速に感染が拡大しており、感染者は5万人を超え、死者数も4800人に達するなど、甚大な被害を受けている。サッカー界も多大な影響を受けており、今夏予定されていたEURO2020やコパ・アメリカも延期となった。

 セリエAは、他のリーグに先駆けて最低でも4月まで中断することを決定している。それでも、イタリアサッカー選手協会(AIC)のダミアーノ・トンマージ会長は、非常事態の中でも順調に進んでいけば5月か6月にはリーグ戦を再開できるだろうと示唆している。

 しかし、実際にプレーする選手はそうは考えていないようだ。パストーレは『Radio Impacto』に対し、今季の再開は難しいとの見解を述べた。

「もう一度今シーズンを戦うのか、それとも来シーズンをスタートさせるのか見ていこう。正直に言えば、今シーズンを終えることは不可能だと思う。準備のためには少なくとも20~30日間のトレーニングが必要だからね」

「全クラブが収入を失うことにはなるけど、中断したところから再開するというのは絶対に無理だと思っている。シーズン終了がどんどん遅れることを意味するわけで、それによって来シーズン開幕も遅れることになる。でも、来年の夏にはEUROもコパ・アメリカもあるし、それは不可能だ」

 またパストーレは、現在の生活にも言及。「合同ではできないけど、クラブは自宅でのトレーニングのために用具を用意してくれた」と明かしつつ、体重やトレーニングの内容などを毎日報告していると話している。

 そして、母国アルゼンチンの人々に「アルゼンチンでカオスが生じるだろう。人々はパニックバイに走り、企業はイタリアでは起こらないような状況を利用しようとするからね。フェイクニュースを信じないで」と呼びかけを行っている。

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