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90+5分の土壇場同点劇!! R・マドリーがセビージャとドロー、優勝争いはなおも混戦模様

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レアル・マドリーが土壇場同点弾で勝ち点1をゲット

[5.9 ラ・リーガ第35節 R・マドリー2-2セビージャ]

 ラ・リーガは9日、第35節を各地で行い、3位のレアル・マドリーが4位のセビージャと対戦した。勝てば首位浮上のチャンスだったR・マドリーは2度のリードを許したが、試合終了間際にMFトニ・クロースのシュートが相手DFに当たって同点。2-2のドローで勝ち点1をもぎ取った。

 R・マドリーは5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグで戦列復帰した主将のDFセルヒオ・ラモスとDFフェルランド・メンディが再び負傷でメンバー外。MFフェデリコ・バルベルデがリーグ戦5試合ぶりの先発出場となった。一方のセビージャは、フレン・ロペテギ監督がイエローカードの累積でベンチに入ることができず、大一番を指揮官不在で迎えた。

 試合はR・マドリーが先にネットを揺らした。前半12分、右サイドからDFアルバロ・オドリオソラがクロスを送ると、FWカリム・ベンゼマがヘディング弾。幸先よく先制かと思われたが、VARの介入により、オドリオソラにオフサイドがあったとしてゴールは認められなかった。

 すると前半22分、セビージャがスコアが動かす。DFヘスス・ナバスの右サイドからのクロスをMFイバン・ラキティッチが頭で落とすと、MFフェルナンドがトラップで相手をかわし、左足でで突き刺した。

 自力優勝の可能性を残すR・マドリーは2点を追う展開。ゴール前を固めるセビージャの守備に対してクロスや中央からのミドルシュートで打開を図るも、こじ開けることができず、0-1で前半を終えた。

 後半は両チームともにメンバー交代をせずにスタート。R・マドリーは後半7分、MFルカ・モドリッチが強烈なミドルを放つもシュートはGKヤシン・ブヌに弾き出される。その後もDFナチョ・フェルナンデス、MFカゼミーロがペナルティーエリア外から狙うも枠をとらえることができなかった。

 優勝に向けて負けられないR・マドリーはここでジネディーヌ・ジダン監督が動く。後半21分にモドリッチとDFマルセロに替えてMFマルコ・アセンシオとDFミゲル・グティエレスを投入。すると、この交代が功を奏した。1分後の後半22分、MFトニ・クロースのパスからアセンシオがダイレクトで左足シュート。ニアポスト際に突き刺し、試合を振り出し戻した。

 その後はR・マドリーが主導権を奪取。後半29分、セビージャのコーナーキックからR・マドリーのカウンターがスタートし、ベンゼマがペナルティエリア内でGKブヌに倒され、PKを告げるホイッスルが吹かれた。ところがここでVARが介入。セビージャのCKの際、ボールがエデル・ミリトンの腕に当たっており、オンフィールドレビューの末にセビージャにPKが与えられた。このPKをラキティッチが落ち着いて流し込み、セビージャが再びリードを奪った。

 再び追う展開になったR・マドリーは、後半34分にFWビニシウス・ジュニオールを下げてFWエデン・アザールをピッチへ。なかなかゴールを割ることができないまま後半アディショナルタイムを迎えたが、最後にドラマが待っていた。

 後半アディショナルタイム5分、R・マドリーは自らボールを持ち込んだクロースがペナルティエリア外からミドルシュートを狙うと、このボールがDFディエゴ・カルロスに直撃。コースが変わったボールがゴールマウスに吸い込まれていった。土壇場のオウンゴールで同点に追いついた。

 そのまま試合はタイムアップを迎え、2-2のドロー。上位対決となった大一番は勝ち点1を分け合う形となった。ラ・リーガは残り3試合。勝ち点77で首位のアトレティコ・マドリーを2位のR・マドリー(勝ち点75)、3位のバルセロナ(勝ち点75)、4位のセビージャ(勝ち点71)が追っている。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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