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ミランサポーターから侮辱チャントも…チャルハノールが目の前でインテル決勝点演出、静まり返させる

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MFハカン・チャルハノールが決勝点をアシスト

 インテルは5日にミランとのミラノ・ダービーを戦い、1-0で勝利した。決勝点を演出したMFハカン・チャルハノールは、古巣・ミランサポーターから罵声を浴びながらも目の前で結果を出して静まり返させたようだ。

 注目されているのは前半34分の得点シーン。左からのCKを蹴るためにチャルハノールがコーナーエリアへ向かうと、ミランサポーターが侮辱的なチャントを歌い始めたことを『フットボール・イタリア』や『カルチョ・メルカート』などが伝えている。同選手はこれに動じず、正確なクロスボールでFWラウタロ・マルティネスの得点をアシストする。得点に喜ぶチャルハノールはミランサポーターが集結するゴール裏スタンドへ振り返り、人差し指を唇に当てる“静かにしなさい”のジェスチャーで応戦した。

 2017-18シーズンから4年間をミランで過ごしたチャルハノールは、21-22シーズンにライバルクラブのインテルに加入。イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューで「ミランをリスペクトしている」とコメントしたが、両者の関係は決して良好ではない。

 ミランFWズラタン・イブラヒモビッチが昨季リーグ優勝時に「ハカンへメッセージを送ろう」とミランサポーターを煽動すると、チャルハノールは1月のスーパー杯決勝・ミラン戦(○3-0)後に「腹が立ったね。リベンジしたいと強く望んでいた」「僕らはミランを倒した。彼らは僕らをリスペクトすべきだ」とコメントするなど対立関係にある。

 勝利したインテルは公式戦3連勝、敗れたミランは6シーズンぶりの公式戦4連敗と明暗分かれる形に。チャルハノールとミランサポーターの確執は今後も続きそうだ。


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