ポルトガル
スウェーデン
デンマーク
ハンガリー
アルバニア
マルタ

　W杯欧州予選が6日(日本時間7日)、いよいよ始動する。
　1組は前回大会ベスト4のポルトガルを始め、スウェーデン、デンマークといった強豪の揃う激戦区となっている。

　グループの中心となるのは、3大会連続の出場を目指すポルトガルになるだろう。FWクリスティアーノ・ロナウド、MFデコの二枚看板を筆頭に、FWナニ、リカルド・クアレスマ、MFジョアン・モウティーニョらタレントは充実している。

　対抗馬に目されるスウェーデンにもFWズラタン・イブラヒモビッチといった傑物が存在。さらに、EURO2000からEURO2008までの主要国際大会5大会連続の予選突破を果たしており、抜群の実績と安定感を誇っている。

　一方、デンマークは06年W杯とEURO2008でいずれも予選敗退を喫するなど、近年は不振に陥っている。未だにFWヨン・ダール・トマソン、デニス・ロンメダールといったベテランが中心で、今回の予選はFWニクラス・ベントナーら若手選手が奮起しなければ苦しいだろう。

　そのほか、長い低迷に陥っているハンガリーや主要国際大会に出場経験が無いアルバニア、マルタらがこのグループを勝ち抜くことは至難の業となる。

　ポルトガル、スウェーデンの牙城にデンマークがどこまで食い込めるかが、このグループの焦点となるだろう。

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(文　宝田雅樹)