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[W杯予選]オーストリアに38年ぶり黒星、フランス・ドメネク監督はさらに窮地に

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 W杯欧州予選で、前回のドイツ大会準優勝のフランスが黒星スタートとなる波乱が起きた。グループ7の初戦でオーストリアに1―3の敗戦。EURO2008でグループリーグ敗退となった汚名を返上するどころか、オーストリアに70年以来38年ぶりの黒星を喫する屈辱となった。
 EURO2008を最後に代表を引退したDFテュラム、MFマケレレの穴は大きく、守備が崩壊した。前半8分、相手FKからゴール前でFWと競り合ったDFメクセスが痛恨のオウンゴール。前半41分にも追加点を許し、1-2と追い上げた後の後半27分にメクセスがPKを献上し、決定的な3失点目を喫した。
 スポーツ報知によると、メクセスは「避けられたミスをしてしまったことは分かっているが、これにくじけるつもりはない」と声を絞り出し、ドメネク監督は「負けて、いい気分なわけがない。起きたことについての感想はあるが、そのイメージが正しいかどうか、映像で確認する必要がある」と話すのが精一杯だった。EUROで惨敗しながら続投したことで批判を浴びた指揮官だが、今回の敗戦でさらに窮地に立たされそうだ。

(文 西山紘平)

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