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ロシアに勝利したドイツを地元紙が称賛

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 11日、2010年W杯に向け、ドルトムントでW杯欧州予選のドイツ対ロシアが行われた。試合は2-1でドイツが勝利した。

 ドイツ・ビルド紙はこの試合について「ありがとう、レーフ(代表監督)。素晴らしいフットボール・ナイトだった」と見出しをつけ、「後半戦は厳しい状況が続き我々多くのファンはめまいが続いた。とても不安になった。でも最後には勝利をもぎ取った。この勝利によって我々はグループ1位の直接突破へとても近づいた。我々は、グループ1位にふさわしい」とドイツ代表チームに賞賛を送っている。

 この日の注目は、2点目を奪ったミヒャエル・バラック。ここのところチームマネージャーのオリバー・ビアホフとの喧嘩で話題となっていたが、この日は、チームを勝利に導く2点目を決め、ゴール直後には人差し指を口元へ運ぶパフォーマンスを。ビルド紙によればこれは「ビアホフマネージャーに対して、『静かにしろ、俺はいつでもこうやってチームを勝利へ導ける』とのメッセージ」だとしている。
 また1点目のゴールを奪ったルーカス・ポドルスキについては、バイエルンのクリンスマン監督、ウリ・へネスマネージャー、ルンメニゲ会長へ向けてシュートを撃ち抜いたとしている。

 ヨアヒム・レーブ監督にとっては、この二人の活躍と同時に、この日代表初出場となる、GKレネ・アドラーのスーパーセーブも今後へ向けての大きな収穫となったはず。この日チームを救ったのは間違いなく彼であったから。後は、いかに守備陣を安定させてゆくかが鍵となるであろう。レーブ監督の今後の手腕に注目したい。

(文 福岡正高)

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