15日のW杯欧州予選・ベルギー戦に向けベルギーの首都ブリュッセルで合宿中のスペイン代表のもとを、W杯南アフリカ大会公式マスコットのザクミが電撃訪問した。スペインは今夏のEURO2008を制し、来年6月に南アフリカで開催されるコンフェデレーションズ杯への出場権を獲得。今回の訪問ではザクミからGKイケル・カシージャスとデル・ボスケ監督に同杯の公式エンブレムが入ったレプリカチームシャツが直接手渡された。

　カシージャスは「ザクミはクールで素敵なマスコットだね。僕たちはコンフェデレーションズ杯が本当に楽しみだよ。僕たちにとっては重要な大会だ。とてもタフな大会になるだろうが、そのチャレンジが待ち遠しい。僕は南アフリカが大好きなんだ。美しい国だし、97年のユース大会で行ったこともある。来年、また行けるのが楽しみだよ」と語った。

　コンフェデレーションズ杯は来年6月14～28日に南アフリカの4都市で開催される。各大陸王者などが一堂に会する大会で、欧州王者スペインのほか、06年W杯優勝のイタリア、開催国の南アフリカ、ブラジル、エジプト、イラク、ニュージーランド、アメリカが出場する。

　ザクミとともにスペインの合宿地を訪問したW杯組織委員会のダニー・ジョルダン氏は「ザクミをスペイン代表チームに会わせるために連れて来た。ファンのザクミに対する反応は素晴らしかった。彼は大きなエネルギーと興奮を生み出すことができる」と話していた。

<写真>ビリュッセルで合宿中のスペイン代表を電撃訪問したW杯公式マスコットのザクミ(左)。中央はスペイン代表GKイケル・カシージャス