マンチェスター・U 19:30 LDUキト [横浜]

　今年のクラブW杯の決勝戦は、日本開催となった05年から4年連続で南米代表と欧州代表のカードとなった。過去3年では、2勝1敗で南米代表がクラブ世界一に輝いている。
　18日の準決勝・ガンバ大阪戦で後半3点を奪われたものの、4分間でアっと言う間に3得点を決め攻撃力の高さを見せつけたマンU。このチームは世界一に最も近い個人技、組織力、走力を有していると言えるだろう。18日、準決勝での歓声の多さを見ても、開催国・日本のファンはマンUの優勝を待ち望んでいるようにすら思える。歓声の多さは、マンUにとっても心強い後押しとなるだろう。
　一方、LDUキトはマンUのように世界的スター選手は不在ながらも、徹底した守備からの速攻でしぶとく勝ちきる力がある。リベルタドーレス杯では、前線のFWビエレル、MFマンソ、ボラーニョスの3人を筆頭に21得点を稼ぎだし、5勝5分4敗とギリギリの勝負の中で南米を制した。ブラジルやアルゼンチンの強豪クラブを押し退けて南米を制したその自信と勝負強さを武器に、エクアドル勢として初のクラブ世界一を目指す。クラブ世界一を決めるこの決戦は、19:30から横浜国際総合競技場でキックオフとなる。

▼マンチェスター・ユナイテッド
[FCWCの成績]
・12.18 ○5-3ガンバ大阪
[FCWCの得点者]
ビディッチ、C・ロナウド、ルーニー2、フレッチャー
[予想先発]4-4-2
　ルーニー　ギグス
ナニ　　　　　　ロナウド　
　スコールズ　アンデルソン
エブラ　　　　　ネビル
　エバンズ　ファーディナンド
　　ファン・デル・サール

▼LDUキト
[FCWCの成績]
・12.17 ○2-0パチューカ
[FCWCの得点者]
ビエレル、ボラーニョス
[予想先発]4-2-3-1
　　　　ビエレル
ボラーニョス　　マンソ　　レアスコ
　　ウルティア　　W・アラウーホ
カルデロン N・アラウーホ カジェ カンポス
　　　　セバージョス

(文 山口雄人)

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