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元広島ハシェック氏、チェコ協会会長兼代表監督就任

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 かつてサンフレッチェ広島、ジェフユナイテッド千葉でプレーした元チェコ・スロバキア(チェコ)代表MFイワン・ハシェック氏(45)が6月、チェコ・サッカー協会会長に就任。また、このほど同氏が現在監督の座が空席だった同代表の監督にも就任し、残り3試合となったW杯欧州予選で指揮を執ることが明らかにされた。

 チェコは4月にペトル・ラダ前監督が解任。6月にはフランティシェク・ストラカ氏が暫定監督に就任して親善試合を行ったが、正式就任には至らず、代表監督は空席のまま。欧州予選が迫ってきていることもあり、この度ハシェック氏の兼任が決まった。

 uefa.comなどによれば、まず協会会長に就任したハシェック氏は、スラビア・プラハ監督のカレル・ヤロリム氏に代表監督兼任を打診したが、断られたために自ら就任することを決めたという。ハシェック氏は「異例の状況には異例の措置が必要だ。だから私が監督を務めることにした」と現在のチェコが危機的状況にあることを吐露。「これは短期的な解決策であり、次の大会の予選が始まるまでには、 私が務めなくてすむシステムを構築するつもりだ」と話している。
 
 チェコは現在、W杯欧州予選グループ3の4位で、予選突破は危機的状況にある。また、4月のラダ前監督解任後、同チームの主力を務めていたDFトマシュ・ウィファルシ、FWミラン・バロシュ、FWマルティン・フェニン、FWバツラフ・スベルコシュ、MFマレク・マテジョフスキ、MFラドスラフ・コバチの6選手が規律違反で代表追放の処分にもあうなど、チームとしても危機的な状況に追い込まれている。

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