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[CL]インテル、敵地でルビンに苦戦

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 29日、欧州CLグループF第2節、ルビン・カザン(ロシア)対インテル(イタリア)の一戦が行われ、1-1のドローに終わった。

 昨季セリエA王者インテルはサミュエル・エトーマリオ・バロテッリを前戦にやや下がり目の位置にマンシーニ、中盤右にデヤン・スタンコビッチ、左にハビエル・サネッティ、底にエステバン・カンビアッソ、DFは右からマイコンルシオワルテル・サムエルクリスティアン・キブ、GKジュリオ・セーザルという4-3-3に近い布陣。
 昨季ロシア・リーグ王者で今季もリーグ首位を走るルビンはワントップにロシア代表FWアレクサンドル・ブカロフ、その下にアルゼンチン人FWアレハンドロ・ドミンゲスが入り、ロシア代表でも主将を務めるセルゲイ・セマクとエクアドル代表クリスティアン・ノボアをダブルボランチとした4-4-2で臨んだ。

 試合は序盤からルビンがペースを握った。よく連係の取れた動きでインテルゴールへと迫っていく。そして11分には早くもインテル陣内でパスを受けたドミンゲスが中央から一人でドリブルを仕掛ける。PA手前でルシオをかわすと、サムエルが止めるより早く放った左足シュートが決まって、ルビンが先制する。

 インテルは27分に反撃。右サイドからマイコンがアーリークロスをあげると、ファーサイドでフリーになっていたスタンコビッチが頭で合わせ、同点に追いつく。
 しかしインテルは中盤でゲームコントロールができないままに試合は終盤へと突入。さらに60分にはバロテッリがこの日2枚目のイエローで退場。

 ルビンは数的優位に立つと、右サイドから次々とチャンスをつくっていく。78分にはドミンゲスが直接FKでゴールを狙うがセザールがキャッチ。79には相手PA手前でMFリャザンツェフがスルスルとインテル守備陣をかわしてシュートを放つがゴール右へそれる。その直後にも右クロスからFWブカロフがPA内でヘディングシュートを放つが、これも枠を捉えることができなかった。

 終盤に入って一方的に攻めたルビンだったが、最後の精度を欠いた。インテルはバロテッリ退場後は守勢に回ったが、相手のシュート精度のなさにも助けられ、試合はこのまま終了。1-1のドローで終え、インテルにとっては敵地で貴重な勝ち点1を獲得した。

 インテルはこれで勝ち点2、前節ディナモ・キエフに敗れているルビンは勝ち点1としている。

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