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D組のドイツ、厳しい組み合わせに

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 近年、W杯では組み合わせに恵まれてきたといわれるドイツだが、今回は中々に厳しい組に入ったと言えるだろう。

 ドイツの入ったD組はオーストラリア、セルビア、ガーナという顔触れ。全8組中、唯一全てのチームが前回大会を経験しているチームだけで構成されており、そのうち、ドイツとオーストラリア、そしてガーナが決勝トーナメント進出を果たしている。いずれの相手も気を抜けない厳しい組だ。

 過去の対戦を見ると、ドイツとオーストラリアは近年では05年コンフェデレーションズ杯のGLで対戦。さかのぼれば74年W杯のGLでも対戦しており、いずれもホームのドイツが勝利している。

 そして、ドイツとセルビアの因縁の対決にも注目。セルビアが旧ユーゴスラビア時代も含めると、両者は公式戦で9度対戦。通算戦績はドイツが6勝1分2敗と圧倒している。なお、直近の対戦は98年W杯のGLで2-2の引き分け。W杯での通算戦績はドイツの4勝1分1敗で、今度が7度目の対戦となる。これは、ブラジル-スウェーデン戦に並ぶ、W杯最多対戦カードでもある。

 GL展望は、実績で圧倒するドイツの通過を予想したい。戦後のW杯14大会で一度もGL敗退の経験が無いドイツはW杯の勝ち方を知り尽くしており、今回も順当に決勝トーナメント進出を決めてくるだろう。一方、もうひと枠は大混戦が予想される。3チームともにチャンスがあるとみていいだろう。

(文 宝田雅樹)

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