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「死の組」引き当てたブラジル

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 優勝候補のブラジルが組み込まれたG組が、10年W杯の「死の組」といえるだろう。

 ブラジルに加え、北朝鮮、アフリカ最強の呼び声も高いコートジボワール、前回ベスト4のポルトガルが同居しており、激しい戦いが予想される。また、この組み合わせは66年W杯を想起させるものでもある。

 ブラジルとポルトガルは、W杯で過去に一度だけ対戦。それが66年W杯のGLで、当時はポルトガルが3-1で前回王者のブラジルをGL敗退に追いやっている。この時は当時強豪だったハンガリーもGLに同居しており、今回とどことなく似たグループ構成。ブラジルとしては悪夢の再来にならないよう、十分に用心する必要があるだろう。

 また、同大会で準々決勝に勝ち上がったポルトガルはそこで北朝鮮と対戦し、5-3の歴史に残る試合を繰り広げた。今回はその時以来の対戦となる。

 ブラジル、コートジボワール、そしてポルトガルの優勝候補3チームが同居しており、GL突破予想は困難を極める。アフリカ大陸での開催ということを加味すれば、コートジボワールの勝ち抜けも十分にありえ、ブラジルとポルトガルのどちらかが敗退ということも。また、この組で2位通過となると、決勝トーナメント1回戦では現在のFIFAランク1位であるスペインとの対戦が濃厚。厳しい戦いが続くことに。一方、66年W杯以来、44年ぶりのW杯出場となる北朝鮮だが、余りにも厳しいGLに組み込まれた。勝ち点1を獲得するだけでも大健闘といえるだろう。

(文 宝田雅樹)

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