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スペイン、W杯初制覇へ視界は良好か

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 現在FIFAランク1位、優勝候補筆頭の欧州王者スペインは、恵まれた組み合わせとなった。

 トップ・シードの中から最後に引かれたスペインのH組には、前回ベスト16のスイス、そして偶然にもスペイン語圏のホンジュラスとチリが同居している。

 初戦で対戦するスペインとスイスは、W杯では過去2度の対戦がある。66年W杯のGL、94年W杯の決勝トーナメント1回戦ではともにスペインの勝利に終わっている。

 スペインが2戦目で対戦するホンジュラスとは地元開催の82年W杯以来の対戦(1-1)。2度目の出場となるホンジュラスにとっては、再びスペインとGLで同居したとことになる。

 スペインがGL最終戦で対戦するチリとも、W杯では対戦経験がある。50年W杯のGLで対戦し、この時はスペインが2-0で勝利。スペイン最高記録の4位に輝いたのもこの大会で、今回では当時の再現以上を狙う。

 そのほか、チリとスイスもW杯では対戦経験がある。チリで開催された62年W杯のGLで対戦し、この時はチリが3-1の勝利。その後、チリは3位まで躍進し、縁起の良い相手ともいえる。

 GL展望だが、スペインの首位通過は堅いのでは。他3チームとは圧倒的な戦力差もあり、スペインにとってのW杯はブラジル、コートジボワール、ポルトガルらとの対戦が濃厚な決勝トーナメント1回戦から始まるといっていいだろう。2位争いはスイスとチリの一騎打ちか。ただし、南米大陸以外のW杯で未勝利のチリに比べ、第3国の94年アメリカW杯で決勝トーナメントに進出した経験もあるスイスの方が順応性という面では上か。一方、ひとつ力が落ちるホンジュラスだが、まずはW杯初勝利を目指すことになる。

(文 宝田雅樹)

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