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ACL2連勝の城南がリーグ2位から6発!:韓国Kリーグ第3節

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 韓国Kリーグは13日と14日、第3節を行った。2連勝で首位のFCソウルは、ホームに昨年優勝の全北現代モータースを迎え撃った。38,641人の観衆を集めた注目の一戦は、ここまで2戦8発のソウルが立ち上がりから攻める。東アジア選手権得点王のFWイ・スンリョルらを中心に相手ゴールへと迫った。対する全北もMFキム・スンヨンの左足ボレーがゴールを捉えるなど対抗。無得点のまま後半へ突入した試合は互いに選手交代で拮抗した展開を打開しようとしたが、その中で交代策が当たったのは全北だった。後半42分、全北は途中出場の元清水MFチェ・テウクが右サイドをえぐると同じく途中出場のFWシム・ウヨンが決めて決勝ゴール。昨年までソウルに在籍していたFWの一撃により、全北がソウルを1-0で下し、2勝1分とした。

 衝撃的な勝利を収めたのがAFCチャンピオンズリーグ2連勝中の城南一和天馬だった。ここまで2連勝でKリーグ2位につける仁川ユナイテッドFCと対戦した城南は前半3分、元甲府のFWラドンチッチのヘディングシュートのこぼれ球をMFファブリシオが右足で押し込み先制。その後再三のピンチを韓国代表GKチョン・ソンリョンの好守で遮ると、後半開始直後には、ACLの川崎F戦でゴールを決めているMFマウリシオ・モリーナが豪快な左足ボレーをたたき込み加点。6分にもファブリシオが左足FKをゴール右上へ突き刺してこの日2点目のゴールを奪うともう勢いは止まらず、10分にもスルーパスで抜け出したラドンチッチが、13分にもDFチョ・グァンジンがゴールを決めた。13分間で怒濤の4発をたたき込んだ城南は試合終了間際にもダメ押しゴールを奪い、6-0で大勝した。

 AFCチャンピオンズリーグの広島戦を後半ロスタイムの決勝ゴールで制した浦項スティーラーズは光州尚武フェニックスと対戦。後半27分にFWアレッサンドロのゴールで先制したものの、後半ロスタイム突入後に同点ゴールを献上し、1-1で引き分けた。また済州ユナイテッドFCはアウェーでの慶南FC戦を1-1でドロー。1勝2分と無敗をキープしている。
 
そのほかの試合結果は以下のとおり

蔚山現代ホランイ 0-2 釜山アイパーク
江原FC 2-2 大田シチズン
大邱FC 0-3 全南ドラゴンズ

※水原三星ブルーウイングスは今節試合なし

(文 吉田太郎)

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