ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ監督は3日、W杯予備メンバー発表に先んじてFWケビン・クラニイ(シャルケ04)が代表に選ばれないとサッカー協会公式サイトで発表した。

　クラニイは現在ブンデスリーガで18得点をあげ得点ランキング3位タイと好調を維持している。しかし08年10月の代表戦でベンチ外となったことで気分を害し、レーブ監督との“抗争”にまで発展した。クラニイが試合終了を待たずにスタジアムを去ったことがレーブ監督の怒りに触れ、“代表追放”をされていたのである。

　レーブ監督は協会サイトで、今回のクラニイの選外はあくまで「戦術的なことで当時のことは関係がない」と話している。

　これにより、ドイツ代表FWの有力候補はミロスラフ・クローゼ(24試合3得点)、ルーカス・ポドルスキ(27試合2得点)、マリオ・ゴメス(29試合10得点)、カカウ(24試合12得点)、シュテファン・キースリンク(32試合21得点)らに絞られたようだ。しかしクローゼとポドルスキの不調は深刻で、新鋭トーマス・ミュラー(33試合13得点)のメンバー入りを押す声もある。

<写真>リーグでは好調もW杯は選考外となったクラニイ

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