[6.12 10年W杯GL・C組 ラステン・バーグ]
※日本時間27:30開始

　10年W杯の2日目、GLの好カードのひとつイングランド-アメリカ戦が行われる。

　今年に入ってからのテストマッチで3連勝と上々の結果を残しているイングランド。反面、試合内容には様々なエクスキューズか付き、まだ本調子とはいえない。特にチームに打撃を与えたのが、主将であり守備の要でもあるマンチェスター・U(イングランド)DFリオ・ファーディナンドの負傷離脱。代役は豊富にいるが、連携面を考えれば不安を残す。

　一方のアメリカはここにきて朗報がある。昨年負った大怪我のため、W杯出場が疑問視されていたミラン(イタリア)DFオグチ・オニェウが復帰。5月の親善試合に3試合連続で出場し、完全復活を果たした。チームもW杯直近のテストマッチ2試合でトルコとオーストラリアに連勝を収めており、良好の雰囲気で大会に臨む。

　なお、イングランドとアメリカはこれまで9試合を行い、イングランドが7勝2敗と圧倒している。ただし、唯一の公式戦である50年W杯のGLではアメリカがイングランドを1-0で破り、世紀の番狂わせを起こした。アメリカは当時の再現を狙う。

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(文　宝田雅樹)