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ドイツのレーブ監督が両ボランチを称賛

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 W杯GL初戦のオーストラリア戦で、4-0の圧勝を収めたドイツ代表ヨアヒム・レーブ監督。大会前は、選手選考に関して多くの批判を受けていたが、この勝利直後から再びファンの熱い声援を受けることとなった。16日付ドイツビルド紙では、同監督のコメントを紹介している。

「試合後に、ほとんど何も読んでいないのですが、多くのファンが我々の試合を応援し、勝利を祝ってくれたということで、とても素晴らしい気持ちでいます」
「月曜日には選手たちには言いました。『あの試合は、ひとつの試合にすぎなかったんだ。難しい試合はまだこの後に来る!幻惑してはいけない。コンディションを維持しなくてはならない』と」

 ビルド紙では「ウェズレイ・スナイデル(オランダ代表)が『ドイツはミヒャエル・バラックがいないほうが良い、ゲームにスピードが出る』と言ってますが、どうですか?」とも質問。それについてはこう答えている。
「それは、違います。バラックは多くの素晴らしい試合をしてきました。確かに、彼の欠場で逆にチームを良い方向に向かせてくれました。しかし、彼のプレーはチームにアクセントを加えてくれましたし、ビッグチーム相手に決定的な仕事をしてくれました」
「今は、バスティアン・シュバインシュタイガーがより大きな責任感を持って取り組んでくれています。さらにはサミ・ケディラの成長が著しい」
また、リーグで結果を出していたトルステン・フリンクス、ケビン・クラニイを外したことについては、「私は常にはっきりとした構想と試合に対するアイデアを持つことができます。つまり、選出した選手と戦術を組み合わせることができるのです」

 ドイツサッカー協会は、W杯後もレーブ監督に指揮を取ってもらうことを希望しているが、勝利をあげるごとに同監督の値段が上がってしまう、とビルド紙は心配している。

(文 福岡正高)

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