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ドイツ-セルビア プレビュー

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[6.18 10年W杯GL・D組 ドイツvs.セルビア ネルソン・マンデラ・ベイ]
※日本時間20時30分開始

 10年W杯は18日が大会8日目。ポートエリザベスのネルソン・マンデラ・ベイではグループリーグD組のドイツとセルビアの欧州勢同士が対戦する。

 オーストラリアを4-0で一蹴したドイツは、磐石の戦いぶりを見せた初戦同様にセルビアの壁を打破することができるか。初戦ではW杯での実績のあるFWルーカス・ポドルスキとFWミロスラフ・クローゼがともに大舞台での勝負強さを見せてゴールを奪取。そして注目の若きゲームメーカー、MFメスト・エジルがその創造性と技術で再三決定的な場面に絡み、20歳の新鋭MFトーマス・ミュラーも1得点1アシストの活躍を見せるなど、攻撃陣はその破壊力を十分過ぎるほど示した。それだけに、CBアレクサンダル・ルコビッチが出場停止となるセルビアがマンチェスター・UのCBネマニャ・ビディッチを中心に絶好調のドイツ攻撃陣を食い止めることができるかがひとつのポイントとなりそうだ。
 ガーナ戦では不運なハンドにより決勝点を奪われたセルビアだったが、平均身長190cm近い最終ラインは対人に強くやはり強固。失点を最小限に抑えて、欧州予選全試合で得点している攻撃陣に勝敗の行方を托したい。

 一方、初戦では立ち上がりに決定的なピンチを迎えた後はほとんど試される場面のなかったドイツディフェンス陣だが、GKマヌエル・ノイアーは今大会屈指の名手。まず1点の欲しいセルビアは個人で局面を打開することのできるMFミラン・ヨバノビッチやMFミロシュ・クラシッチ、そしてMFデヤン・スタンコビッチの前線への飛び出しなどでドイツディフェンス陣に風穴を開けたい。

 過去の対戦成績はドイツの16勝4分7敗。連敗だけは避けたいセルビアが意地を見せるか、それともドイツが改めて強さを見せ付けるか。

(文 吉田太郎)
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