[6.19 10年W杯GL・D組 ロイヤル・バフォケング]
※日本時間23:00開始

　10年W杯は19日に大会9日目を迎え、ラステンバーグのロイヤル・バフォケングではD組のガーナとオーストラリアが対戦する。

　ガーナは初戦で強敵のセルビアを下し、波に乗っている。右ウィングのプリンス・タゴエ、左ウィングのアンドレ・アイェウ、そしてワントップのアサモア・ジャンで構成する前線は脅威。オーストラリア戦でも3人にどれだけ効果的なボールを供給できるかにかかるだろう。

　またミロバン・ライェバッチ監督はセルビア出身で、初戦は複雑な心境で試合を指揮していた。だが2戦目は“雑音”もなく、思い切った采配がふるえそう。前日18日にはドイツがセルビアに敗れたため、D組は混戦模様。ガーナは連勝して優位に進めたいところだ。

　対するオーストラリアは初戦のドイツに0-4完敗で、チームのムードが気にかかるところ。なおかつティム・ケーヒルが退場しており、ガーナ戦には出場停止となる。ただドイツ戦に前回大会経験者が9人いたように、ベテランが多く、流れの変え方は分かっているはず。ガーナとは過去4勝1分け1敗と相性が良く、これを心理面でプラスにもっていきたい。

(文　近藤安弘)
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