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チリ-スイス プレビュー

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[6・21 10年W杯GL・H組 チリvs.スイス ネルソン・マンデラ・ベイ]

※日本時間23:00開始

 同グループの主役的存在だったスペインがいきなり足元をすくわれ、混戦の様相を呈しているH組。ポートエリザベスのネルソン・マンデラ・ベイでは、スペインを1-0で下し“ジャイアント・キリング”を成し遂げたスイスと、ホンジュラスを破り、W杯では48年ぶりとなる白星を飾ったチリが激突する。

 チリの攻撃力は脅威だ。ホンジュラス戦では相手GKの好守により1ゴールにとどまったが、再三DFラインの裏を取るなど4、5点取ってもおかしくなかった内容。エースFWウンベルト・スアソが欠場しながらも攻撃力で相手を圧倒した。スピードあふれるドリブルで抜群の存在感を示した注目アタッカー、アレクシス・サンチェスとSBマウリシオ・イスラによる右サイドやゲームメーカーのMFホルヘ・バルディビア、マティアス・フェルナンデスなど破壊力は十分で、リスクを負ってでも攻撃を展開するサッカーには、スペインを完封したスイスといえども十分な警戒が必要だ。

 ただ、スペインのコンディションが万全ではなかったとはいえ、それでも優勝候補をノーゴールに封じ込んだスイスの堅守はすでにその実力を証明済み。4バックに加え、MFギョクハン・インレルベンジャミン・フッゲルの両守備的MFらが築くブロックを破ることは容易ではない。彼らにはスペイン相手に守りきったという自信もある。積極的に攻めてくるであろうチリを自陣で待ち構え、一瞬の隙を突いてからの一撃で再び勝ち点3をもぎ取りにいく。

 過去のW杯では62年に一度だけ対戦している両チーム。その際は、先制したスイスをチリがその攻撃力でひっくり返し、3-1で勝利している。勝者がグループリーグ突破へ大きく前進する今回、果たしてその結果は?
 
(文 吉田太郎)
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