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オーストラリア-セルビア プレビュー

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 23日に行われる10年W杯D組最終戦、勝ち点1で4位のオーストラリアと同3で3位のセルビアが決勝トーナメント進出を懸けて激突する。

 初戦のドイツ戦で0-4と大敗したものの、2戦目のガーナ戦で1-1のドローと持ち直したオーストラリア。ただし、数字の上では決勝トーナメント進出の可能性があるものの、条件は第3戦で格上のセルビアに大勝が必須と、非常に厳しいものとなっている。今大会、オーストラリアの低迷の一因となっているのはカードトラブル。第1戦でティム・ケーヒル、第2戦ではハリー・キューウェルが微妙な判定でそれぞれ一発退場となっており、不運な面を見せている。セルビア戦にはエースのケーヒルが復帰するものの、キューウェル、そして守備の要であるCBのクレイグ・ムーアが累積警告で出場停止。特にムーアは貴重な空中戦要員であっただけに、長身FW擁するセルビアに制空権を奪われかねない状況となっている。

 一方のセルビアは、初戦でガーナに0-1と敗れたものの、第2戦ではドイツに1-0の金星を挙げて決勝トーナメント進出に大きく前進した。ドイツ戦でPKを止める活躍を見せ、マン・オブ・ザ・マッチにも選出されたGKウラジミール・ストイコビッチを筆頭に、アレクサンダル・コラロフネマニャ・ビディッチブラニスラフ・イバノビッチと守備陣は精鋭揃いで鉄壁を誇る。ただし、今大会は2試合連続でゴール前に上がったクロスを手で叩くという愚行を繰り返しており、無用なPKを2度も献上している。集中力を高く保つ必要があるだろう。それ以外では目立った負傷者や出場停止選手はおらず、今大会不調のオーストラリアに勝利を収めれば自力でのGL突破となるだけに有利な状況と言えるだろう。

 なお、両チームが対戦するのは今回が史上初となる。双方、勝利が必要なため、スリリングな試合が予想される。

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(文 宝田雅樹)

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