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ドイツ-イングランド プレビュー

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 10年W杯は27日、決勝トーナメント1回戦最注目カードのドイツ-イングランド戦が行われる。

 15大会連続でGL突破を果たした欧州の巨人ドイツ。敗れれば敗退というGL最終戦のガーナ戦でも伝統の精神力を見せ、見事勝利を収めた。

 中心選手はメスト・エジルドイツに突如現れた司令塔で、初戦のオーストラリア戦では攻撃の起点となり4-0大勝の立役者に。ガーナ戦でも決勝点を奪うなど、ドイツを牽引する存在だ。また、第3戦出場停止の前回大会得点王ミロスラフ・クローゼが復帰するのも朗報。一方で、ボランチのバスティアン・シュバインシュタイガーがガーナ戦でハムストリングを負傷し、イングランド戦の欠場が濃厚。大会前にシモン・ロルフェスミヒャエル・バラックを負傷で欠いた手薄なポジションだけに、不安が懸念される。またFWカカウの負傷欠場が決まるなど、故障者に悩まされている。

 一方、GLで苦戦しながらも4大会連続の決勝トーナメント進出を果たしたイングランド。GLの総得点は僅かに2点と、得点力不足に陥っている。最大の要因はエースFWウェイン・ルーニーの不調。ここまで無得点と精彩を欠いている。一方で、守備陣は安定している。大会前にCBリオ・ファーディナンドが負傷離脱。大会中にCBレドリー・キングとCBジェイミー・キャラガーが負傷し、日替わりでCBのコンビが変わる中、ジョン・テリーが奮闘。ここまで失点を初戦アメリカ戦でのGKロバート・グリーンが犯したボーン・ヘッド1点のみに抑えている。

 なお、両チームがW杯で対戦するのは90年W杯準決勝以来、今回で5度目。対戦成績は1勝2分1敗と互角となっている(PK戦は引き分け扱い)。ただし、イングランドは66年W杯決勝でドイツ(当時西ドイツ)を破って以来、過去10大会でドイツの成績を上回ったことが無いというデータもある。20年ぶりのW杯での対戦、ドイツは15大会連続、イングランドは4大会連続の準々決勝進出をそれぞれ目指す。

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(文 宝田雅樹)

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