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バイエルン、6発快勝で国内杯ベスト8へ

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 ドイツ王者のバイエルンが22日、アウェーで行われた国内杯ベスト16でシュツットガルトに6-3の快勝を収め、準々決勝進出を決めた。

 19日に行われたリーグ戦の再現となったこの試合、前半6分にバイエルンがDFアンドレアス・オットルの豪快なミドルシュートで先制。直後にMFトーマス・ミュラーのアシストからFWマリオ・ゴメスがネットを揺らして追加点を奪った。

 順調に見えたバイエルンだが、前半30分にゴメスが負傷退場すると、直後にシュツットガルトがMFマルティン・ハルニクのアシストからFWパベル・ポグレブニャクが1点返す。さらにハーフタイム直前にもポグレブニャクがゴールを決め、シュツットガルトが後半を前に試合を振り出しに戻した。

 後半に入るとバイエルンが再びリードを奪う。同7分、シュツットガルトDFマチュー・デルピエールのミスを見逃さずに途中出場のFWミロスラフ・クローゼが勝ち越し点を奪った。

 後半22分にはシュツットガルトDFハリド・ブラールズが2度目の警告で退場となると、同29分にはバイエルンGKハンス・ヨルク・ブットがPA内でシュツットガルトFWカカウを倒してPKを献上し、試合は荒れ模様となる。しかし、クリスティアン・ゲントナーのPKはブットがセーブし、自らのミスを帳消しとした。それでも粘るシュツットガルトは、その3分後にデルピエールのヘディングシュートで3-3の同点にこぎつけた。

 激しい得点の奪い合いは、終盤のバイエルンの一方的なゴールラッシュで幕を閉じる。後半36分にMFフランク・リベリのパスからミュラーが勝ち越しゴールを上げると、同41分にはクローゼがこの日の自身2点目を上げる。そしてデルピエールがこの日2度目の警告で退場となった後の試合終了間際には、リベリがチームの6点目を奪って試合終了。19日に行われたリーグ戦(5-3でバイエルンの勝利)よりも多いスコアでバイエルンがシュツットガルトを下した。

[写真]歓喜に沸くバイエルン

(文 宝田雅樹)

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