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ドイツ紙が「わがままジエゴ」と批難

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 2月7日付ドイツビルド紙では、ボルフスブルク対ハノーファー戦(0-1でハノーファーが勝利)において、PKを失敗したボルフスのMFジエゴについて、「わがままジエゴ」と見出しをつけた記事を掲載している。

 記事によると、本来スティーブ・マクラーレン監督がPKキッカーに指名したのは新加入のFWパトリック・ヘルメスだったという。しかしジエゴが“横取り”し、結果はPK失敗。そして試合は0-1の敗戦。この結果が「わがまま‐ジエゴ! 一人役者はまんまとPKをはずす」という記事になってしまった。

 同紙によれば「試合中に私の決定に背くものは、絶対に許さない!」とマクラーレン監督も激怒。「幼稚園だ……」とは、チームマネージャーでジエゴをユベントスから移籍させたディーター・ヘネス氏。

 この件について、ジエゴ本人はチームから10万ユーロ(約1100万円)の罰金と何試合かの出場停止を科せられることになるようだ。

 現在12位と低迷しているボルフスブルクは、次節ハンブルガーSV戦に負ければ、マクラーレン監督が解雇されるという報道もある。次の候補にはフーブ・スティーブンス(レッドブル・ザルツブルグ)、マーティン・ヨル(HSVやアムステルダムなどを歴任)、ラルフ・ラングニック(元ホッフェンハイム)などの名前が挙がっているという。

 ちなみに黒星につながった唯一の失点はGKディエゴ・ベナリオの明らかなミス。そしてPK失敗はジエゴの責任。となれば、敗戦の責任を押し付けられる監督も可哀相な立場かもしれない。

(文 福岡正高)

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