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韓国Kリーグが開幕、観衆5万人超の注目カードは水原が王者破る

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 2011年の韓国プロリーグ、『現代オイルバンクKリーグ2011』が5日、開幕。6日との2日間で第1節8試合を行った。

 ソウル・ワールドカップ競技場に51,606人を集めて行われた昨年王者のFCソウル対韓国FAカップ覇者・水原三星ブルーウィングスの一戦は、アウェーの水原が2-0で勝ち、好スタートを切った。水原は前半40分、FWヨム・ギフンのラストパスからウズベキスタン代表のゲインリッヒが先制ゴール。後半15分にはFWチェ・ソングッのクロスをオ・ジャンウンがヘッドで押し込んだ。

 昨年準優勝の済州ユナイテッドは、釜山アイパークを2-1で下した。釜山に先制を許した済州だったが前半27分、昨年のリーグMVPで元仙台のFWキム・ウンジュンのパスを受けたFWサントスが同点ゴール。後半16分にはFWペ・ギジョンが左足で決勝ゴールを決めた。

 全南ドラゴンズは、前半22分にFWコン・ヨンソンが決勝ゴール。水原から加入した元韓国代表GKイ・ウンジェが全南デビュー戦を完封勝利で飾り、昨年3位の全北現代モータースとのアウェーゲームを1-0で制した。

 また今季Kリーグに新規参入した光州FCは前・岐阜のFWパク・ギドンと前・徳島のFWキム・ドンソプの2人で3ゴールをたたき出し、大邱FCに3-2で勝利。チーム創設初戦を白星で飾った。光州は1-2の後半31分にキム・ドンソプのPKで追いつくと、38分にはキム・ドンソプのクロスをパク・ギドンが押し込んだ(パク・ギドンは第1節のリーグMVPに)。

 光州から尚州へ移転した尚州尚武フェニックスはMFキム・ジョンウの2ゴールにより、仁川ユナイテッドFCに2-0で快勝。また慶南FCは韓国代表の新鋭MFユン・ビッカラムの決勝ゴールにより、1-0で江原FCを破った。大田シチズンはアウェーでの蔚山現代ホランイ戦を2-1で勝利。09年AFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝の浦項スティーラーズと10年同王者の城南一和との一戦は浦項がFWモッタのゴールで先制したものの、城南はFWキム・ジンヨンのゴールで追いつき1-1の引き分けに持ち込んでいる。

以下、Kリーグ第1節試合結果
尚州尚武フェニックス2-0仁川ユナイテッド
[尚]キム・ジョンウ2(5分、50分)
[MOM]MFキム・ジョンウ(尚州)

浦項スティーラーズ1-1城南一和
[浦]モッタ(3分)
[城]キム・ジンヨン(59分)
[MOM]FWモッタ(浦項)

光州FC3-2大邱FC
[光]パク・ギドン2(51分、83分)、キム・ドンソプ(78分)
[大]ファン・イルス(52分)、チョ・ヒョンイク(61分)
[MOM]FWパク・ギドン(光州)

慶南FC1-0江原FC
[慶]ユン・ビッカラム(44分)
[MOM]MFユン・ビッカラム(慶南)

FCソウル0-2水原ブルーウィングス
[水]ゲインリヒ(40分)、オ・ジャンウン(60分)
[MOM]MFオ・ジャンウン(水原)

済州ユナイテッド2-1釜山アイパーク
[済]サントス(27分)、ペ・ギジョン(61分)
[釜]パク・ヒド(12分)
[MOM]FWペ・ギジョン(済州)

全北現代モータース0-1全南ドラゴンズ
[南]コン・ヨンソン(22分)
[MOM]FWコン・ヨンソン(全南)

蔚山現代ホランイ1-2大田シチズン
[蔚]キム・シンウク(80分)
[大]バグノ2(19分、51分)
[MOM]FWバグノ(大田)

(文 吉田太郎)

韓国Kリーグ2011特集

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