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6/6公式会見でのチェフのコメント、GK川島にアドバイスも

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 チェコ代表は6日午後、日産スタジアムで日本代表のあとに公式練習を行った。内容は報道陣にすべて公開されたが、ボール回しなどの軽めの内容で終始リラックスムードだった。そんな中、世界的守護神のペトル・チェフ(チェルシー)を擁するGK陣は、入念にハイボールの処理を確認するなど、日本撃破に向けて備えていた。

以下、練習後に行われた会見でのチェフのコメント

―日本vsペルーを見ましたか? どんな印象ですか?
「私はテレビで試合を見た。日本が3-4-3システムを初めて試しているのが分かって、初めは戸惑っている様子が見られて面白かったが、そのあとは慣れてきていたし、(後半に)違うシステム(4-2-3-1)で戦っていたのは興味深かった。明日、どういうサッカーをするのか楽しみです」

―チェコと日本は2004年4月に対戦。当時、失点して日本に0-1で負けているが。
「2004年と今回ではぜんぜん状況が違う。ユーロ2004へ向けた練習試合みたいな位置づけだったので、試合に対する意気込みが日本とチェコとでは違った。当時はそんな状況があって日本に負けたが、悔しい気持ちはよく覚えている。それをあした何かの形で生かしたい」

―日本代表選手でよく知っている及び警戒している選手は?
「日本の選手に関しては、全員が素晴らしい力をもっているので誰と誰とは言えないが、一人を挙げるとすれば本田選手。自分だけでなく、チェコ選手全員が警戒している。僕は明日の対戦を楽しみにしている」

―その本田圭佑選手といえばFKが武器だが、対策は?
「そのときそのときの状況で変わると思うので、具体的に何とは言えないが、とにかく一番大事にしたいことは、無駄にファールを与えたないこと。そのためには、PA前で無駄な動きをしないことだ。そうしてFKを蹴らせないようにしたいと思う。自分だけでなく、チェコチームの組織で止めたい」

―ところで、日本代表GK川島永嗣選手がプレミアリーグのWBAに移籍する噂が出ている。川島選手がプレミアで活躍するためのポイントなどを教えてもらえますか?
「自分の経験やこれまでのプレーで、川島選手に助言できる立場にあるかというと、ないと思うが、自分が経験したことで言えば、イギリスでプレーするということは、他のヨーロッパのどの国でプレーするよりも、まったく違う環境になる。体力的な面も大変だが、選手個人個人が激しい戦いをする世界。これまでとは違う心構えで望んだほうがいいと思う。ただ、どのリーグでも言えることだが、普段からコンディションを整えて、練習をして、他のチームのプレーを研究していけば、川島手もやっていけと思う。早く(プレミアで)頑張ってほしいと思う」

(取材・文 近藤安弘)

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