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プレミアリーグ第33節1日目、ニューカッスルがチェルシーをかわし5位に浮上

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 プレミアリーグは9日、各地で第33節1日目の5試合を行った。終盤戦にきて白熱しているUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権争い。4位のトッテナムがノリッジに敗れ、5位のチェルシーもフルハムに引き分ける。上位陣を尻目に、6位のニューカッスルは日本代表FW宮市亮の所属するボルトンに2-0で勝利して、勝ち点を59に伸ばした。この結果、チェルシーを抜き5位に浮上。トッテナムとも勝ち点で並び、欧州CL出場権獲得にも十分、手が届く位置にきている。

 4位のトッテナムは、ホームでノリッジと対戦。先手を取ったのはノリッジだった。前半13分、FWアンソニー・ピルキントンが、自身を起点に始まった攻撃から、PA内でこぼれ球を拾ってゴールに流し込む。それでもトッテナムは同33分、スタメン出場したFWジャーメイン・デフォーがGKの鼻先でボールを浮かせた巧みなシュートを決めて、同点に追いつく。

 後半開始からFWルイ・サハを下げてエマニュエル・アデバヨルをピッチに送り、攻撃を加速させたトッテナムだったが、追加点は挙げられず。逆に後半21分にはMFエリオット・ベネットにゴールを決められて、1-2と再びリードされてしまう。トッテナムは温存していたMFラファエル・ファン・デル・ファールトを投入し、反撃を試みるが時すでに遅し。このまま1-2で敗れてしまった。

 4連勝と波に乗るニューカッスルは、ホームにボルトンを迎えた。パピス・シセデンバ・バの2トップはお世辞にも機能したとは言えないニューカッスルは、前半を0-0で折り返す。迎えた後半28分、MFハテム・ベン・アルファが自陣からドリブルを開始し、次々とDFを抜き去ると、最後はGKの脇を抜くシュートを決めて先制。10番のスーパーゴールで勢いをつけたニューカッスルは、同38にもシセが追加点を挙げて2-0で勝利。ボルトンのFW宮市亮は79分からピッチに立ったが、試合の流れを変えられなかった。

 この2試合の結果を受け、敵地でのフルハム戦を迎えたチェルシー。前半にFWサロモン・カルーが得たPKをMFフランク・ランパードが決めて幸先良く先制する。しかし、攻勢の時間帯に点を挙げられないと、徐々に試合の流れはフルハムに移っていく。18歳のMFケリム・フライは左サイドから何度も好機をつくった。GKペトル・チェフの壁をなかなか破れなかったフルハムだったが、同37分にCKからDFアーロン・ヒューズが同点ゴールを決める。結局、このまま1-1で試合は終了。勝てば4位に浮上するチャンスもあったチェルシーだが、引き分けてEL出場権すら与えられない6位に転落している。

 その他の試合では、ホームにサンダーランドを迎えたエバートンが4-0と危なげない勝利を飾る。また、降格圏内から少し離れた位置につけるアストン・ビラとストーク・シティの一戦は1-1に終わり、勝ち点を1ずつ積み上げている。

エバートン 4-0 サンダーランド
[エ]マガイェ・ゲイェ(52分)、スティーブン・ピーナール(75分)、レオン・オズマン(76分)、ビクター・アニチェベ(81分)

ニューカッスル 2-0 ボルトン
[ニ]ハテム・ベン・アルファ(73分)、パピス・シセ(83分)

トッテナム 1-2 ノリッジ
[ト]ジャーメイン・デフォー(33分)
[ノ]アンソニー・ピルキントン(13分)、エリオット・ベネット

アストン・ビラ 1-1 ストーク・シティ
[ア]アンドレアス・バイマン(32分)
[ス]ロベルト・フート(71分)

フルハム 1-1 チェルシー
[フ]アーロン・ヒューズ(82分)
[チ]フランク・ランパード(45分)


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