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[女子CL]大滝所属のリヨンが連覇、熊谷フル出場のフランクフルトを下す

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 女子UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は17日、ミュンヘンで決勝を行い、FW大滝麻未の所属するリヨン(フランス)がDF熊谷紗希の所属するフランクフルト(ドイツ)に2-0で快勝し、2シーズン連続2度目の優勝を飾った。熊谷はボランチでフル出場。大滝は後半43分から途中出場し、連覇に貢献した。

 日本人選手所属クラブのCL制覇は09-10シーズンにFW永里優季が所属するポツダム(ドイツ)が優勝して以来、2度目の快挙となった。

以下、試合後のコメント

●FW大滝麻未(リヨン)
「この舞台でプレーするとは思わなかったから、頭の中が真っ白になった。どういうプレーをするとか考えられず、とりあえず頑張ろうと」

―優勝については?
「こういう舞台で活躍できる選手になりたいと思うし、まだまだ足りないと思う。課題ができて、来年が楽しみ」

―リヨンに来てからここまでを振り返ると?
「途中から入って、チームができている中で大変だった。できることを見つけて、できたこともあった。トライする中で課題も見つかった。今季は見つけて、来年は克服できればいいと思うので、良いシーズンだった」

―課題とは?
「日本人は周りに助けられないとプレーできないと言われるから、一人でも打開できたり、頼らずにこじあけて点を取れる選手になりたい。足下で取れるようになりたい。上はみんな強いので、ストロングを生かすなら足下かなと思う」

―熊谷については?
「1個下だけど代表だし、こんな舞台でも良いプレーをしてすごい。早く追いつかなくちゃと思う。がんばろうねと話した」

●DF熊谷紗希(フランクフルト)
「結果は0-2で負けたが、個人的にやろうとしていることは出せたと思う。こっちにもチャンスはあった。負けたけれど結果は結果。内容はそこまで悲観することはないかなと思う」

―試合中どう思ってプレーした?
「点が欲しくなってフォーメーションを変えたところから中盤で人数で勝てなくなり、苦しかった。前半は中盤で自分たちがマッチアップしながらやろうとしていること、奪ってから高い位置で攻撃するところはうまくいってることも多かった。その中で先制点、追加点を取るところで取ってくるのがリヨンだった。強さは感じたし、それでも自分たちでやれることはやろうという一心だった。向こうも守ってくる中で上手く攻められなかった」

―この舞台にどんな気持ちで臨んだ?
「ポカールに出られなかったので、この舞台ということと、ここでできることを示さないとと思っていた。プレッシャーはないです。決勝だからどうというのではなくて、自分ができることを示さないといけなかった」

―チームとしては、ホームの5万人の中でどう戦った?
「みんな緊張してました。ナーバスかって聞かれて、私は全然って答えたけど」

―2失点目については?
「GKのクリアに対して自分がいかないといけなかった。判断が悪かったと思う」

(取材・文 了戒美子)

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